ミキです!
気が付いたらもう7月に入りますね。ああ、前半は何をしていたんだろう、これ毎年考えます、みなさんもそうでは? 今年は四十肩で絶不調です、がしかし、いろいろ出かけて今は無理せずに穏やかに過ごしています。^^
さて6月頭の話ですが戸隠マウンテントレイルのレースのボランティアに参加してまいりました。戸隠マウンテントレイルは私が3番目に出場したトレイルレースで20kでトレイル率97%と当初大塚さんがおしゃっていましたが、(多分今もですが)とても大好きなレースです。
特徴としては: ①レース当日バスが新宿から出発し、会場まで輸送してくれること。もちろん帰りもあります。 ②レース後の夜の後夜祭があること。またこれが美味しいものたくさん食べれてみんなでワイワイ楽しめちゃうんです。 ③次の日にクリーンアップがある(希望者のみですがまたトレイルに入れます) という内容です。
今年は相馬剛カップが開催されました。 相馬さんの思い出を胸にランナーが戸隠のあの素敵なコースを走るわけです・・・・。 出場選手は錚々たるゴージャスなメンバー。トップ選手のゴールを見れて興奮しっぱなしでした。(あ、ボランティア中でしたがゴール付近にもおりましたので・・・笑)。
”相馬さんにこんなところで歩いてんじゃねえ”って怒られるからって
”相馬に追っかけられてる気分だった”って
みんな真面目に走って走ってゼーハー言って、出し切ってトップ選手がゴールに入ってきます。 その様子がとても文字通り面白かったです。わが師匠壮太センセイもゴール後しばらく動けませんでした。レースに参加していると走っているので、出し切った様子のトップランナーをあまり見たことありませんでした。
レース後の後夜祭はパーティーがあり、美味しいものをたくさん食べさせていただけます。そして罪悪感なしでたくさん飲んで食べて騒いで、もちろん二次会にも行って、そして暖かいお風呂に入って気持ちよく寝れる・・・
そんなところが魅力の戸隠です。 で、なぜ今回戸隠のトレイルレースのボランティアに参加させていただいたかというと、戸隠は私の大好きなレースだからです。戸隠神社が近くにあり荘厳な雰囲気です。また、今年は相馬剛カップということで、相馬さんにあこがれてた者の一人としてはなにかしたい、と思ったからです。またKTF(北信濃トレイルフリークス)さんの活動とその雰囲気がとても魅力的だったからです。参加してやっぱり戸隠はイイ! KTFのみなさんはとってもイイ! ミヤちゃん、ありがとうなのです。
さてさてここで相馬さんの私の思い出を語らせていただきます。
その1. もともとFuji Trailheadを設立される前から憧れていました。どこがって、あの黒いウエアのミニマルな色使いと寡黙なところですね。あとは昔アディダスのトレイルシューズを履かれていたから興味をもちました。女子は、いやいや男子もあの風貌とレース歴とコメントにしびれていたはずです。 昔ハセツネカップが始まる前に駐車場に車をとめたのか、相馬さんがスタート地点にとことこ移動されている時、応援地点に移動中の私たちは ”あ、相馬さんだ~ ^o^” “相馬さん、がんばってください!” なんてみんなで声をかけました。それに対してひょっこり頭を下げてもらったことがあります。”相馬さんが応答してくれた~! わあい” とみんなで感動して(私は舞い上がりましたけど)ルンルンと移動していきました。もうすぐレースが始まるのでトップ選手の集中力を乱してはいけないので、極力声をかけないでいますが、声をかけてよかったなあと思いました。
その2.FujiTrail Headでのスノーシュー講習に参加した時のこと スノーシューのはき方が下手で靴の中に雪がたくさん入ってきたのを見て ”肩につかまってください~”とスノーシューの中の雪をかきだしてくれました。 私は”憧れの相馬さんの肩につかまれるなんて~”と舞い上がってしまったのは言うまでもありません。そのあとも休憩で補給をする際に相馬さんが何をとるのか見ていたら・・・節分の豆の小さいパックを取り出していました。 ”うちのチビの残りなんです~^^”と柔らかい笑顔で笑っていました。 いいお父さんではないかっ そう感動してしまいました。
その講習代をお支払いした際の領収書が地図が裏面にプリントされた領収書でこういうところがイイ と感動しましたし、まだその領収書はとってあります。 講習の時に今年のレースは何を?と聞かれて ”トルデジアンに再度出るんです。昨年途中でダメだったので”と話したことも覚えています。
そして夏に南アルプスの北岳から降りてきてお風呂から出てきた際に聞いたのが相馬さん遭難のニュースでした。一緒に行っていたゆうこりんと顔面蒼白になり、立っていられなくなりました。 もう
あれから3年たちました。まだ相馬さんは私らのカリスマであり、体を作ってレースに望むこと、トレーニングにより負けない体でレースに挑むこと。そんなことを教えってくれた(自分で感じただけですが)ランナーです。 でもずっとカリスマ。みんなの憧れでお茶目な相馬さん。そんな思い出を胸にまた鍛えて強くいきたいな、と思う私です。