皆様こんにちわ!風邪気味のミキです。UTMF大変でしたね、そしてもう5月ですね・・・。
私はUTMFの間、マデイラ島のレースに参戦してまいりました。
で、ですね私は115kmのカテゴリーに出場しましたが結果は・・・まさかの第一関門で玉砕でした。つまり14.2kmで終了です。あと100km分、不完全燃焼です。
ハイ、もうこのブログ投稿終了~。あ、ちょっと待って。レースの詳細を報告します。
MIUT(マデイラアイランドウルトラトレイル)はトレイルレースのワールドツアーのうちの一つです。MIUTは115㎞ですが他のカテゴリーとしてウルトラの85㎞、マラソンの42㎞、ミニの16㎞があります
レースMIUT(ミュートと呼ばれる)の詳細下記となります。
①MIUT:115㎞累積6900mの32時間制限。1000人参加
②ULTRA:85㎞累積4700mの25時間制限 500人参加
③MARATHON:42㎞の累積1750mの11時間制限 650人参加
④MINI:16KM の累積375m4時間制限。 450人参加
マデイラ諸島はポルトガルの一部なんですが、リズボンから1000㎞離れており、距離的にはモロッコのほうが近い場所に位置します。東西57㎞、南北22㎞の小さい島ですが、あのコロンブスはマデイラで航海論を学んだんですって。あとあのサッカー選手のロナウドの生まれた土地でもあります。
なぜここに行きたかったか、ですがどうしても見たかったものがありました。
こちらのビデオの1:05あたりです。今年完走した日本人女性(年代別2位とった!)から伺いましたが、針金1本でつるされたきりたった吊り橋を行くらしく、足がすくんでいるランナーもいたらしいですが、そしてなんともいえぬ絶景が見たかったのです。日本ではなかなか走れないんではないかな、と思いました。
ちなみにMIUTの2019年のコース案内はこちらです。
マデイラ諸島は月桂樹林で世界遺産に登録されているようです。(私は世界遺産好き)。後半のコースで一部そんな中を通れます。
累積は恐ろしいし制限時間もきついけどせっかく海外レースに出るならそれまで頑張って調子を上げていけるものがいいし、行ったことない・見たことないものが見れるところがいい!とマデイラを選びました。
また、私は小さい頃ブラジルに住んでいたのでポルトガル語を流暢に話せていたようですが日本に帰国してすっかり忘れています(巻き舌だけはできる)。日本語に溶け込んでいるポルトガル語がたくさんあるので興味もあります(ありがとうってオブリガーダ。ベランダってポルトガル語。コップもそう・・・カステラもそうだしすごいね。)行ったことないヨーロッパの国だし、行きたい!と思いました。
しかしなのになんで第一関門でタイムアウトだったのか・・・。あ、いや自分が悪いです。
第一関門は標高1100mで0mから登り制限が3:15でした。ずっとずっと山ではないから頑張れるんでは?と思っていた自分。甘かったです。心拍が上がらなかったです。練習不足です。
不定期な生理が直前に来ちゃった・・・とかこれはいいわけでしかないです。
すべてを考えてのコンディションで臨むレースですから、この厳しいレースに挑むには練習不足の何物でもないです。
今年は日本人は女性が2人、男性が1人完走しています。(bravoですよ、マジで!)出場は多分6-7人。ものすごくかっこいいです。
21:00にマチコのターミナル集合。ランナーたくさん。並んでも別に交通整理しているわけでもなく、なんとなくバスがついちゃったらわーっとみんな駆け寄る感じ。でもけんかはない様子。
スタートはポルトモニズ。波が荒い。風が強い。伊豆トレイルジャーニーを思い出す・・・ああ眠い。
ゲートに並ぶとみんな背が高い・・・囲まれて息が薄かったです。スタートは夜の0時。スタート直前でふと斜め後ろのほうを見たらひとりの東洋人と目があいました。うん?日本人かな・・・日本人ってどうしてもわかるんだよね、なんでか・・・(ムライさん、完走おめでとうございます)。
山にアプローチする村の道を登る・・・半端ない傾斜。ナニコレである。トルデジアンの村よりきつい。なんだこれ、である。でも嫌いなわけない。これを予想していたので。だけど心拍が上がらない。というかあげたくないようでずっとこのまま。
いったん村に降りるがとっても賑やかに応援の方々が励ましてくれていた。えーこんなに?である。
さすがサッカー好きの国民だけあり、ハイタッチしまくりで激励されまくり。えーこんな後ろなのに・・・涙でそうでした。うー・・・やばいけど頑張ると思いました。急斜面の村の中を進んで山に入るととってもいい匂いがする。ハーブ類の匂い。湿った粘土質の斜面もとてもひんやりして気持ちいい感じでした。途中霧が濃くなりましたが関門時間になってしまい、ここからたらたら進む。寒い。
第一関門についたら選手がみんな口がへの字でした・・・そうだよね。
イギリスから来たアンジェラ曰く”10月の85㎞は完走したんだー。厳しいのはわかっていたけど頑張れるって思っていたんだけどねー甘かったあー”
また絶対強くなって帰ってきたい。そして端から端まで堪能したい、そう思えるレースでした。
こんなんだとあまりわからないと思いますので前に出場しているお相撲さんのブログも紹介しますね。
お相撲の格好をして4kも完走している菊池さんは71㎞で終了でしたけど面白いですよ!お相撲さんは強いんです。
次の日はジープで私が泊まった村のマチコ近辺の主要な観光地にジープで巡るツアーに入りました。一人一日53ユーロ。
71.5km地点のPico Ruivoに近いPico Arrieroに行くのが目的でした。(2018年はここもコースだったようです)なぜジープってマデイラには車が通る通りと昔からの農業に従事する人たちが使う急斜面の道の2通りあるようです。ジープはそんな昔からの急斜面の道を使います。傾斜がきびしいためジープしかいけない道ばかり行きます。
レースは月桂樹の中を下っていくんですね。マデイラには5種類の月桂樹が生えているんですって。
ゴールまであと15㎞ないの地点。ここからぐぐっと急斜面をくだっていくんですよね、選手は。
山に入る道からちらちら見られるミモザ。山のてっぺんでも咲き誇ってとってもかわいい。
はい・・・ここからは完全に観光です。ゴールゲートのあるマチコ(私の滞在したホテルものある)でのご飯。
一緒にいった家族、あるいはレース後にいかがでしょう。美味しいものたくさんありますよ。魚だけではなく肉も美味しいマデイラです。
マチコからフンシャルにはバスが。往復で約6.1ユーロでいけます。今回5日間マデイラに滞在するのを条件で遅れたエントリーを許可してもらったのですが、ひさびさゆっくりできました。ホテルはマチコイチ大きいホテルDom Pedro Madeiraに滞在しましたが、5日間で約388ユーロです。朝食付きでした。ホテルの備品が石鹸は野菜の成分でできた石鹸とシャンプーです。汚水を出さないように、環境に気を付けてるんですよね。
なので日本から持ち込んだシャンプー類を使いませんでした。ちゃんとエントリー開始時に早く申し込んでいたら滞在は4日ぐらいでいいかと思います。他の日本人女性たちはみんなでアパートメントを借りて滞在されたようです。
マデイラよ、さようなら~~。
ハイ。ここからはリズボンを。今回はリズボンに行くというもの目的であったので飛行機はリズボン経由で。
次回はロンドンから直行便がある(4時間らしい)のでそれで行こうと思います。ちなみにスイスからも直行便あるらしいですよ。
厳しいレース好きのみなさん!!来年でませんか????出ましょうよ~!!!!
今年の優勝者はフランソワデンヌ。恐ろしく速かったです。でもでもTJなんとかとかでている方!登り好きな皆様!!!!ハイちょっとこのブログを暇つぶしに読んでみたあなた、でてみませんか!?ゴールデンウイークのお休みにぶつけていきましょうよ!ご飯も美味しいし安全だしお勧めのGWのレース旅行になりそうですよ。