2012年は自分にとってのRunning 2.0 元年となりました。
(2.0とかいうもの古臭く感じる今日この頃ではあるけれど)
初心者トレイルランナーこまつの「走る」一年をダラダラと振り返らせてください、何か見えてくるかな。人の振り返りとか読んで面白いんかな。多分そんなに役に立つ情報はありません。のっけからすいませーん。
◆トレラン初体験
1月14日(土)
鎌倉、北鎌倉での初トレイル
そうなんです。ワタクシこんなところでブログ書かせてもらってますけど
トレイル歴1年未満なんですよ。
この日もかなりの「ゆるふわ」な集まりで、所属チーム「トレイル鳥羽ちゃん」のメンバーに誘われてラン&スウィーツを鎌倉でキメました。多分10kmくらいかな、それはもうのんびりと休み休み。もう単純に楽しかったですね。鎌倉まで来てサーフィンもしないで帰ったのはこれが初めてだったと思います。(そういえば2012年一度も海に入っていない!!)ワッフルも美味しかったー。
トレランシューズも持っていなかったので、しばらくはフツーのランシューで走ってました。雪でスリッピーな時もツルツルなランシューで走ってたな。
コースアレンジもしやすいのでトレランデビューするなら鎌倉オススメですよね。
(未だに自分でアレンジすると鎌倉コースロストしてしまいますが。。。)
1月15日(日)
三浦半島縦走前半部分の試走にお付き合い。
いきなりの2連荘、距離も倍くらいに伸びて、ヒーヒー言いながら、ケツ筋攣りながら走った記憶があります。でも、もうこの段階で「何とも表現しがたい」気持ちの良い感覚が全身を包んでおりました。なんでしょう、「多幸感」とでもいいましょうか。
上りの苦しさも、下りの疾走感もどちらも幸せナンですよねー。バックカントリースノーボードやサーフィンにも似た感覚。勿論終了後のビールがたまらないっす。あ、これがあるから続いているのかもしれん。
◆2012年初の大会出場(トレランじゃないけど)
1月29日(日)
静岡市有度山ロゲイニング
桑原慶くんに誘われ二日前に急遽参加が決まり(この直前での参戦表明によりトレイル鳥羽ちゃんとしてのDNSの危機を回避。そのせいでチーム内で「神」と呼ばれるようになってしまいました。最近は寝落ちする姿から仏と呼ばれてますが。。)、お店終了後一睡もせずに東京から駆けつけルールもよくわからないまま参加。5時間くらい山や街を30kmウロウロして楽しかった。よくわかって無くて勢いだけで参加って、ある意味無敵ですよね。未だにそんな感じかもしれませんが。
2013年は1月27日に開催。まだ募集中みたいですよ。
◆二度目のフルマラソンで気がついたらサブ4
4月15日(日)
掛川新茶マラソン42.195km
3:41:31
ホノルルマラソンに続く二度目のフルマラソン。これもお店終了後に始発に飛び乗り参戦。一度目の記録あまり覚えてないけど恐らく一時間くらい記録短縮。30km以降の激坂に撃沈してこの記録が出てびっくり。この頃トレランにもちょいちょい行くようになってたので効果を実感。スピード練習とか全然してなかったのになあ。 でも人って欲深いものですぐさまサブ3.5したくなってしまい、この記録に全然満足してない自分がいます。
◆オフビートランナー誕生
5月11日(金)
onyourmarkというスポーツWEBメディア&SNSサイトにオフビートランナーズ として掲載して頂きました。何の実績も無い一市民ランナーをこんな格好よく取り上げてもらって大変恐縮です。いいこと言ってるなー、オレ。ってことで未だに時々読み返して感心してしまいます。写真がカッコいい!!あ、まあ被写体がいいって話しではないです。
◆ベアフッドテッドがやってきた!
5月12日(土)
影響受けまくってしまった「BORN TO RUN」に登場する主要人物ベアフッドテッドがUTMF参戦のため来日。「Run boys! Run girls!」主催でトークイベントが開催され、何と会場は私のお店、「ワンドロップカフェ」。シンジラレナーイ!このイベントは『Are you BORN TO RUN?#1』と題され、シリーズ化され不定期ですがワンドロップカフェで開催、鏑木毅さんにもUTMB前にご登場頂きました。他にも岩佐さんのウエスタンステイツ報告会を開催したり、トレイルランナーにとって何とも濃密な空間となりました。これがきっかけに普段から沢山のランナーの方々に来ていただけるお店になったのもとても嬉しい事でした。
◆UTMF/STYのサポートに行き選手以上にアツくなる。
5月18日〜20日
初の開催となったウルトラトレイルマウントフジ。トレイル鳥羽ちゃんメンバー4人がSTYに参戦していたので、サポート隊として参加。
仕事の都合で本栖湖からの参加でしたが、それでも充分に 感動させて頂きました。
天子山地から降りて来た仲間達の勇姿にホント心震えました。明け方の山中に光るヘッドライトのきらめきの美しさは未だ焼き付いています。山中を走るランナー達は相当に苦しんでいたことと思いますが。
このレースには出たいとか出たくないとかじゃなくて、きっといつか出ることになるんだろうなあ、って思ってました。何か確信めいた感じ、というか。で、2013のUTMF走れることになりました。出たくても出れない仲間も多いので心して挑みたいと思います。
◆初のトレラン大会で撃沈。。。
6月17日(日)
菅平スカイライントレイルランレース42km
7:28:57
トレイル鳥羽ちゃんメンバー数人と参戦。
この頃結構走れるようになってきた(ような気がしていただけなのだけれど)ので、結構頑張ってガシガシ進んでいい気になっていたら、気持ちの良い下りで激痛が。
ええ、やってしまいました。初心者がやりがちないわゆる腸脛靭帯炎、ですな。
まだ序盤なのに下りが全く走れない。上りではまだまだ前のランナーを追い抜けるのに、下りで皆にパスされる。。。この繰り返し。
でもDNFはしたくないぞと足を引きずりながら何とかゴールしました。
ゴールしてしまうといい気なもので、すぐに生ビールをごくり。プロフィール写真はこの時のものです。この腸脛靭帯炎はしばらく悩まされました。。。単純な筋力不足ですよね。走れる気になってた自分を責めました。。。
◆大都会東京をロゲイニング!電車もバンバン使っちゃうぞ。
6月24日(日)
神田発東京ロゲイン
所属チーム、トレイル鳥羽ちゃんのメンバーと2チーム組んで参加しました。街中でのロゲイニングは地図読みの技術よりも、電車の路線の把握と経路の検索スキルが問われます。5km離れた場所に電車やバスで30分以上かかるなら、走っていった方が早いとか、たまたま来たバスに上手く乗ってしまうとか、を瞬時に判断し経過時間を見ながらルートマネジメントを皆で話し合い修正しながら進んでいきます。6時間かけて23区を西に東に大移動。もの凄く楽しかったのでまたやりたいなあ。と思ったら次回は2/3開催のようですよ。初めての人だけで参加しても充分楽しめると思いますよう。
◆二度目のレースはピークハント!
8月26日(日)
おんたけスカイレース37km
8:25:32
このレース、ピークハント系だと知らずにチームメイトが沢山出るからという理由だけで参加を決めてしまいました。コースレイアウト見るとナンなんすかずーっと登りっぱなし、帰りは下りっぱなしじゃないすか(そりゃそうだ、ピークハント系なんだから)。楽しそうなのは頂上着いてからのお鉢巡りぐらいなんじゃないすかー。ってブー垂れてたら先輩ランナーINABAさんにレース直前に「お鉢巡りがマジキツいから。あそこがこのレースの一番しんどい場所だから」と言われて。。。確かにお鉢巡りは標高ある場所でガレ場も多く、しんどかったっす。そして8時間以上動き続けたのも初めてだったので最後のロードは気力だけで走ってました。二度と出るものか、と走っている時に強く誓ったのですが翌日になると来年リベンジしたい気持ちがむくむくと。嗚呼、これがみんなトレランにハマっていくパターンのヤツや〜。とうとう自分にもこの病が発症してしまったのかー、って感じです。
あ、あと今思えばですが最後のロードが一番嫌でしたね。「平らなロードが一番嫌」ってこれも”トレイルの病あるある”ですよね。
◆3度目のレースで110kmってアリですか?
9月16日17日(日月)
信越五岳トレイルランニングレース110km
20:56:46
トレイル1年未満、3戦目にして100km超のウルトラトレイルに挑戦。って無謀ですよね。実力、実績ともに不足しているのは一応理解していたので、目標は時間内の完走とし、できる限りの準備をして臨みました。チームメイトの慶くんと松田さんと一緒に前半スローペースで体力温存しながら進みます。が、例年よりも残暑が酷く日中は灼熱地獄。体力を容赦なく奪っていきます。関川沿いが一番暑くて苦しかった〜。エイド毎にゆっくりしっかり休憩して補給と体力回復をはかりながら進んだので何とか前に進むことができました。エイドで応援してくれる友人達には精神的にかなり助けてもらい、トレランレースでのサポートのありがたみ、重要性を実感しました。運営ボランティアの方々にもホント助けてもらったなあ。会う人会う人に元気に挨拶しまくってましたが、結果自分が一番元気を貰ってました。ロードのレースには無い感覚、トレランならではの人との距離感はホント嬉しく、選手含め関わる人達に対して感謝の念が溢れてきます。
夕方になり辿り着いた乙見湖(66.6km)で、ペーサーのdomingo氏と合流。この段階で右脚を痛めて、もうやめちゃいたいくらい辛かったのですが、 彼の顔見たらまた元気復活。こんな感じで110kmの間に何度も死んだり復活したりを繰り返し約21時間かけて何とかゴールすることができました。某金髪の先輩ランナーからは「正直完走できると思ってなかった」と言われましたが、確かにそうですよね。今思うとすげーなって正直思います。もの凄い興奮状態、異常なテンションだったんでしょうね。完走後、寒くて低体温症になりかけたり、急にオシッコしたくなってそれを我慢できなくなったり(要はちょっと漏らしたりw)、痛めた右脚が腫れ上がって松葉杖使うはめになったり。。。
でもね、でもね。めちゃくちゃ楽しい110kmでしたよ。来年も是非出場したい、もっと楽しく早くゴールしたい!いやー、もう完全に病んでますね。自覚症状出てきましたw
あ、でも今の段階では100mileレースはこの後50km残ってるとかって全く想像つかないす。。。
◆同じコースでも全然違う!
10月14日(日)
斑尾高原トレイルランニングレース50km
6:47:15
残暑が厳しかった信越五岳のレースから一月後、すっかり秋になった斑尾に戻って来ました。 朝晩はダウンが必要なくらい冷え込んでたった一ヶ月でこんなに季節が変わるんだなあ、なんて思いつつ、スタート。かなりの距離を信越五岳と同じコースを走るのですが、最初の上りからみんな飛ばす飛ばす。信越五岳の時は体力温存のためほぼ上りは歩いていたのですが、今回は走れるところは極力走る!!いや、これ速攻で脚終わるでしょ、終わるよ絶対。って思いながらも走ろうと思えば走れちゃうので、やっぱり速攻終わりました。残り15kmくらいで両脚攣りましたw でも騙しながら様子見ながら進んだら調子も戻って走れたりして、信越五岳を走った時に経験した【調子が悪くなっても我慢して進み続けるとまた復活する】を信じて何とか前に進めました。こうやって少しずつ経験を積んでいくんだなあ。
4度目のレースでしたが、沢山知合いもできて会場で知った顔に再会できるのも何とも嬉しいですね、っていうのも体感。コースは全体的にフカフカトレイルでエイドも充実していてホスピタリティ溢れる大会で来年も是非走りたいですね。めちゃくちゃ楽しい50kmでした。
10月20日(土)
伊南川100kmウルトラ遠足
無謀ですよね、無茶苦茶ですよね。意味わかんないですよね、50kmのトレイルレースの翌週に100kmウルトラだなんて。しかもこのウルトラ、フラットなところほとんど無いじゃないですか。。。分かってはいるんですが、ノリでエントリーしてたので走りに行って来ました。仕事があったのでお店から夜に車で行って車中泊で仮眠をとってスタート!今回も慶くんとランデブー。だったのですが八ヶ岳の100マイルレースを控えていた慶くんは大事をとって早めにリタイア。その後は一人旅。山一面紅葉で景色が最高に綺麗でしたがずっと走ってたらさすがに飽きました。ですが、ホスピタリティ溢れる大会で豚汁エイド、生ハムエイド、焼肉エイドまであってそこでは何と生ビール!が振る舞われていました。もちろん全て美味しく頂きましたよ。スタッフの方々の気持ちがこもっていて感動的でした。
途中ドロップバックにヘッドライトを入れておいたのですが、持っていくのを(意図的に)忘れてしまい、大変な目にあいました。日が暮れたら国道なのに街灯も無くホント真っ暗で何も見えず、全く走れず、一歩一歩確認しながら前に進まざるを得なく。。。後ろから来た選手に前に出てもらってその後ろをくっついて何とかしのぎました。あれはホント怖かった〜。最終最後のエイドもビールが振る舞われており、ついつい長居をしてしまったりしながらなんとかゴール。
この100kmはVibram Five Fingers で完走したのが自分の中でちょっと誇らしく、達成感がありました。もっとみんなに褒めて欲しいのですがw周りにワラーチ(サンダル)で完走してる人とかいるのでww まあ、普通なのかなって思ってしまうもう一人の自分がいますwww
◆今年のラストレースは初のショートレース
12月9日(日)
みたけ山トレイルラン15km
1:40:23
直前に高熱で3日間ぶっ倒れていた後に出場することになってしまった病み上がりトレイル。しかも初のショートレース15km。実際は12kmくらいしか無いんじゃないかな。後ろの方からのスタートとなったので最初の坂道でなかなか前の方に進めず苦戦しましたが何とか抜けるポイントを探しながら走りきりました。最初から最後まで息を抜くポイントが無くてエイドもほとんど利用しなかったし、写真一枚撮らなかったです。
今年はとにかく長い距離を走れる、長い時間動き続ける身体をつくることばかり考えていたので正直ショートレースに興味が向かなかったのですが、来年は短いレースも楽しめるようになりたいですね。全力で野山を駆け巡る疾走感はたまらなく気持ち良かったです!わー、だらだら書いちゃいましたね。トピックス的にもだいぶ端折ったんですけど、色々あった一年だなーやっぱり。
2011年の秋に「BORN TO RUN(以下BTR)」に出会ってしまい、その後沢山の「仲間」との出会いが重なり、ランニングスタイルに大きな変化が起こり、走ることの意味もちょっとずつ変わってきたような気がします。走ること自体は孤独で自分との対話なんだけれど、走ることでつながった仲間達、走ることに対するモチベーション、ベクトルが似ている同志達とのつながりは、自分の人生に豊な拡がりをもたらしてくれるものに既になっているように思います。
2013年で今のところ決まっているのは1月に勝田マラソンでフル、3月にメキシコのコッパーキャニオンで開催されるthe Ultra Caballo Blanco (Copper Canyon Ultramarathon) の50mileに仲間達と参戦し4月にUTMFで100mile、5月にトレイルウォーカー100kmに出場予定です。何だ、またロングレースばっかりだな。まだまだシリアスランナーではないので、怪我しない身体を作って2013年前半戦に臨みたいと思います。
レース以外でもっともっと山に入りたいなあ。キャンプしながら山を走ったりしたいですね。
1 comment
ものすごい一年でしたねwwwwwwww。
でも、読み終わったらなぜか感動しましたw。としさんと一緒に走れて幸せです。