1月に入り暖冬のはずの日本列島も少し冬らしくなってきましたね。
寒さに弱い私も、いつもながらこの寒さには参ってしまっています。
さて、今回のお話は1月23~24日に行われた「VibramHK100k」について。
思えば昨年(2015年)に出場したこの大会が海外においては人生2度目の大会。
その前の年(2014年)のUTMBにおいて、海外レースの楽しさを知った私が、近場香港で行われる、100kmの大会でUTWT(ULTRA TRAIL WORLD TUOR)にも加盟しているし、出てみようと思ったのがきっかけでした。
VibramHK100は、距離は100km(実際は95Km?)累積は4500m(実際は5000m前後?)の前半が平坦で後半につれて山岳パートが出てくるレース。
日本で言うと私はいつも「信越五岳」の香港版と言って説明している。
とにかく走れるレースで、気候も平均10~20℃ぐらいと暖かく景色も変化に富んでいて、本当に走り易いレースです。
2015年は勢いのままでスタートから飛ばしていき、CP4(CHECK POINT4)と言うところで力尽きて、そこからはフラフラなレースを強いられとても苦戦した。
香港は、コースこそ階段やら舗装路が多くて硬いとか足に(ダメージ)が来ると言われるが、
私的にはそんな条件より、気候の方が問題であると考えている。
特に一番辛いのは湿度!!
香港の湿度は、平均して70~90%と日本の梅雨の時期以上高い。それにより汗は出るが喉の渇きが感じにくかったりして脱水などに陥り易い。私も過去に香港のレースに3戦出場しているが、毎回毎回これにやられていると言っても過言ではない!!
なので今回は、今まで以上にこの湿度対策においては念を入れて準備をしてきた。
その他の点としては、昼間と夜の寒暖さが大きかったり、山の稜線は吹き曝しになっているなどあるが、やはり私は湿度がポイントだと考えている。
さてと前置きが長くなったけど、こんな感じで今回の出場は2回目であり、海外戦全部では6回目。
日本で結果(例えばハセツネや富士登山競争・UTMFでの優勝など)を出していない者として海外で走る回数としては中々多い方だと自覚をもっている。
最近は、世界の大会を出ているだけで、結果がついて来てないから出場する自体どうなの?と思われたりしているが、でも私は海外のレースに参加することは、レースとしての結果自体が全てなく、色々な国の人や文化に触れて楽しめるがトレランの一番の楽しみだと思っている。まぁ実際英語の出来ない私が学べる文化などたかがしれているかもしれないが、それでもやはり、海外での友人と呼べる人は増えてくるしまたライバルと思える選手も増えてくる。言葉が通じなくとも同じ趣味をやる者通し分り合えるものだと常々思う。
また話は脱線してしまったけど、今回は2度目の出場になるので昨年よりはしっかりした走りが出来たらいいなと考えていた。
体調は昨年比べて良くはなかったが、この一年でだいぶ力もついたはずだし、とりあえず目標は完走して楽しむ事!!そして昨年の自分越えと決めていた。
1月21日(木)
大会2日前に香港入り。
いつも単独行動で行くのが当たり前の私が、今回が「ツアーゲスト」っと言うちょっとしたお仕事も担っていたため、そのツアーに参加するお客様の準備も考え、着いた初日はツアーコンダクターの久保さん(field on earth)とBIBを取りに言ったり、ホテル近くのコースへ試走にいったり、翌日の夕飯の場所を探したりとした。
個人的に香港は4回目であるが、正直レース以外ではあまりウロウロとした事がないので、
香港在住で私の頼もしいサポーターにもお力添えを頂き色々と観光コースなどを事前に考えた。
1月22日(金)
香港にも大寒波が押し寄せてきており、この日から香港の街は日中でも肌寒く風も出てきていた。そして、雨も降ってきてこれまで香港に来た中で一番最悪の天気であった。
午前中はのんびり街の中を散策しながらの散歩。しかし、雨が降り始め段々強くなってきたので、宿へ非難する。
それからが室内で翌日に大会に備えての準備と、今回ゲストとして参加するツアーの準備をおこなっていた。
今回のツアーはエントリー権付きが3名で残り1名はエントリーを自身で得てからの参加。
ありがたい事に、遠くは九州の宮崎からツアーの参加して頂いていた。
香港トレイルが今回で4回目で、ビブラムHK100は今回2回目になる私の経験を上手くツアー参加者へ伝えて、そしてレースはもちろんであるがそれ以外にも香港の街を楽しんでもらいたいと考えていた。
※ツアーについてはまた別記で記載しようと思います。
そんなこんなんで夜は更けて、大会当日へを迎える様になる。
続く。