次回からの続き・・・
スタートゲートに並び、時間がカウントされていく・・・
AM4時スタート!!
一斉に選手たちが走りだす。
UTMBと同じシンボルとなる協会からのスタート。
TOPの方は流石にペースは速い!!
私は焦らずのんびりと行くため、3分50~4分/kmペースで平坦を走り、
街中から林道に変化して、傾斜が付いてきたらゆっくりペースをならして走るようにする。
スタートして約10kmで1300mUP。
でも、そこまで傾斜もなく九十九折に行くコースなので走ろうと思えば余裕で走れる。
なので最初の山はストックを使わず、約標高2300m地点まで走る。
2000mを越えてくると噂通りにコース上においても雪が見られてくる。
またコースも雪の上をトラバースし始め、走りにく。
最初の山のピークにさしかかった時は、一面雪景色w
山頂から今度はそれなりにキツイ下りパートになるのだが、雪しかない・・
仕方ないので、すべる事は覚悟で走り始めると案の定、最初の一歩で滑って転び
シリセード状態(おしりでソリの様に滑っている状態)
周りの選手は流石にスキーなどをやっていて慣れているのか、見事なバランス力で滑っていく。
途中、スキーヤーにも抜かれながら冷たい雪の上を滑って下り、難とか最初のエイド地点へ。
この頃になると、日も上がって来ていて、周りも明るい。
そんな様子をみてテンションを上げて走っていく。
流石にこれまでのトレイルランニングのレースとは違い、SKYRUUNINGのULTRAカテゴリー。
一つの山を登ったと思えば、次はすぐに下らされてそしてまた上らせてを繰り返す。
そう例えを言うならUTMBのコースにおいて比較的平坦で走り易いパートを省略して
山だけを繋いだ様な感じ!!
とても厳しいコースではあるが、山好きにはたまらないのではないだろうか・・・
景色も最高で、一つ一つの山がデカイ!!
途中スイスのエイド(約中間地点)で、スイス在住の小島さんにエールとお茶を頂き
ここからは標高を下げて、また少しずつあげて行くが、容赦ない日差しの中を走り続けるので
もう水もカバカバ呑んでしまい、手持ちの1Lでは足りないので、途中の沢の水など水を見つける旅に手を伸ばし呑んでは浴びるw
途中コース上において雪もあったので、それも背中や帽子の中に入れて走るのが一番効果的だと感じた。
最後の山は、長く辛い上りが続くけど、出来る限り走り続ける。
2000mを越える稜線になると冷たい風も吹き抜けとても走りやすいが、暑さは変わらない。
UTMBのモンテ峠を走っているかのように、谷の底にはスタートしたシャモニー町並みがみえててくる。
街が見え初めてくると標高を下げる下りが始まる。
これはこれで疲れた足にはキツイ。
やっとの思いでトレイルヘッドまで下りきり、シャモニーの街へ凱旋w
昼間でもあり、多くの人が声を掛けて応援してくれる。
UTMBでもそうだけど、これがやはりこの街の良いよいところだと改めて感じる。
走っているランナーに対して、心からBRAVO!!っと声を掛けて声援を送ってくれるこの
周りの理解がこれからのに日本にも欲しい姿だなっと思った。(だいぶトレラン文化は日本でも定着してきていると思うが・・・)
今回は、UTMB以外での初のシャモニー遠征。
6月のシャモニーはこれから本格的な登山シーズンが始まる前としてそんなに混んではいないが、それでも多くの登山客がいた。
天候は週によっては左右されるが、晴れると気温30℃を超える程暑い。
ハイシーズンでもない為か、飛行機も10万円(モスクワ経由)を切る金額で往復がとれてオススメの時期であると感じました。
まだ未定ではあるが、来年も今回のモンブランマラソンツアーをするかもしれないので興味のある方は是非ともFields On Earthのツアーを注目していてください!!