最近周りからも「ITRA」、「ITRA」と言う人が日本でも増えてきたかなっと思います。
そもそも「ITRA」とはなんぞや?って感じの人が殆どのはず。
ITRA:INTERNATIONAL TRAILRUNNING ASSOCIATIONが正式名称。
まぁ簡単に言うとトレイルランニングの国際的組織(そのままw)
まぁ正直私も詳しくわかっていない現状ですが、会員にも入っておりますし、それなりに注視しています。
最近、多くの人が「ポイント」「ポイント」と言っているのが、この組織が決めた基準になりますね。
UTMBやUTMFなどの出場条件にあるポイントは、この組織に申請をして公認を受けている大会でしか認められません。
なので、大半のトレイルランナーが「ポイント」「ポイント」言っているのはこの事になります。
さてではそのポイントを獲得するには、どうすれば良いか?
簡単です。大会に出場して完走してリザルトを残せば良いのです。
しかし、もらえるポイントは全てが均一でなく。
コース難易度より変わってきます。つまり同じ100kmレースであっても累積などの難易度があると、もらえるポイントをたくさんゲットできるのはもちろん難易度が高い方と言う事。
なので、多くの人が雨などの気象条件により距離が短縮されたりやコース変更により累積が下がると、ポイントが下がるのでがっかりするのはそのせいですね。(まぁ私からすれば、大会に参加して楽しむ事が第一で、ポイントは後についてくるものだと考えておりますが・・・)
しかし、多くの人が最近はポイントを稼ぎたいばかりに気を取られ、ポイントの高いレースに出ようとする人が増えている様な気がします。
実際に背伸びをして、高ポイントを取ろうとして結局体力など自身の丈に合わないレースに出てしまった事がある人もいるかもしれませんが、ITRAではそう言う事がない様に「パフォーマンスインデックス」でレースの最低限必要なスコアも出したりしております。
ムムム!?
「パフォーマンス インデックス」とは?っとここで出てくるでしょう。
このインデックスは、さっきから言うポイントと別の値になります。簡単に言うとその方の戦闘能力を示します。(笑)
最高が1000で、ITRAが公認としている大会に出場した選手みんなにつけられるスコアになっています。
ちなみに現在のSKYやTRAILにおいてこの値が一つの基準として世界的なランク付けになっている・・・?
コースの難易度や天候などの気象条件を踏まえて、公平性をできる限り出す様にこのスコアは計算されている(とのこと)
もちろん、まだまだ私も勉強不足なので詳しい事は言えないけど、でもこのスコアを殆どの大会は基準にしている。(アメリカなどはあまり当てはまらない大会も多いけど・・・・)
まぁスコアが高いと、招待で呼ばれたり、抽選など無しで有名な大会に出れたりする。場合によっては全て無料になったりと・・・(驚)
個人的には、この値を見ればその人のレベルがわかるので、このスコアを確認している。また、このスコアもXXL,XL,L,M,S,XSと距離のカテゴリー毎でも出されるので、これを見る事でその選手がどの距離が強いのかなども評価できるので面白い。
実際に私のを見て見ると・・・・
まぁまぁやね。(苦笑)
一応スコア的にはL(100kmぐらい)の距離が強いみたいだけど、全体的には平均的な感じが出ている(とすなわち突出したものがない・・・
まぁ確かに今の所どの距離でも走るのは楽しいから良いのだが・・・
さてと、最後にこの組織の本当の意味は、大会出場の為のポイントやスコアを出すのが目的でない。
一応2013年7月に開催された国際トレイルランニング協会(ITRA)においては、「トレイルランニングに携わる関係者に価値観、多様性、人種の安全性、選手の健康を促進する事を目的としています。 トレイルランニングの発展とこのスポーツへの関心を持って国家とITRAとの間に建設的な対話を確保する。」とうたっています。(私の直訳ですw
すなわちこれからのトレイルラニングへの発展に尽くしているのがこの組織の趣旨でもある。
日本にはこの組織とまだ深く繋がれる組織はない?と思うが、今後はトレイルランニングの国際的な発展にも積極的に関わって行ければと思う(自分のやれる範囲内で)。