最近はバタバタとしており中々落ち着かない日々ですが、たまにはこうして自分の考えを冷静(?)に書き留める時間も欲しいので頑張ります!!(何を?って感じですが・・・
さて今回は、「強さ」の話し。
よく大会会場に行くと、「大瀬さん強い(速い)っすね!」、「どうやったらそんだけ速く(強く)なれるんですか?」ってお褒めの言葉を頂きます。
しかし、私からしてみれば私なんぞまだまだ未熟者で大した事はありませんっと思っています。
では私が考える強いとは・・・・
もちろん大会でTOPでゴールテープを切る人は強いと思います。
でもそれ以上に強い人が実はいます!!
それは・・・
大会が決めた完走タイム内で一番最後にゴール出来た人。
その選手が、そのレースの中で一番強いといつも感じます。
「えっ?」って思う人がいるかもしれませんが、冷静に考えて見てください。
例えば、UTMFこれをTOP選手は20時間前後でゴールします。
速いですね、強いですね・・・しかし、制限時間ギリギリゴールの人はなんと同じ距離を約46時間かけてゴールします。
これは凄いしか言い様がありません。
なぜなら、速い選手は、20時間で、ゴールしてそれから睡眠をとって、好きな物を食べて、リラックスできます。しかし、その間も46時間と言う時間をかける人は走り続けているんですよ!!ボロボロになって、もう歩く事すらキツイのに弱音を履かずに前に進む・・・・
凄い精神力と体力と思いませんか?
TOP選手はよくリタイアをすると言われております。
それは、TOP選手は結果が全てでありそれ以外は無意味だから、納得できないレースが出来ないとすぐに辞めると言われます。それとは別に、次に予定しているレースがあるため、それに向けて気持ちを切り換えるために止めていると言う人もいます。※もちろん怪我などの理由はあります。
色々な考えと見解があるでしょ。それは否定しないです。私も過去に4回レースを途中で止めております。
私がレースを止めた理由・・・それは自分が弱いから妥協したからと考えております。本当なら地を張ってでもゴール出来たのにそれをしなかった(出来なかった)自分を責めます。
しかし、そのおかげで今の私があります。
自分の弱さを知っているからレースを諦めない。そして常に前を向いて歩める。
そして、弱い自分を受け入れた時から、また次へ歩み始める事ができる。
レースをリタイアした時、いつも周りにいる人の暖かさに触れてその優しさに甘えて来ました。
2015年のUTMB、私は100kmを過ぎた地点で走る事ができず、歩いていました。
そしてそのうち歩くのも辛くなり、もう無理だと思い、レースを辞めようと私の師と言える方へ電話をしました。
その方から、言われた言葉・・・
「もし今回止めたらもう次はもうない、絶対ゴールするまで待っているから。」
それを言われた時から、私は先に述べた上位にならなければならないと言うプライドを捨てて、ゴールを目指す為に最善を尽くすと言うプライドを手に入れました。
そこから、また走る事が楽しくなりました。
最後にゴールする人は、そう言ったものをすでに持たれていて常に自分と向き合えて周りをみて楽しんでいる人だと思います。
本当に凄いのはそう言う方々と私は思っております。
大会後の表彰式でTOP5もしくは10位以内が表彰されおります。しかし本当に表彰されるべき人は、それとは逆の最後からTOP10位以内もしくは5位以内なのではないかと思っています。
しかし、中途半端な実力である私が言っても説得力がなく「言い訳」もしくは「強がり」にしか聞こえないと思うので、これからもっと結果を出して誰もが大瀬は強い言われる様になった時に同じ様な事を言えたらいいかなと思います。(笑)
さぁこれから本場に向けて徐々に楽しんで行きます!!
TIME TO PLAY
2 コメント
こんばんは。猪名川の田中 弘です。今、BS-1で富士山麓168kmを見ています。偶然にTVをつけたら、大瀬が画面に映っていた。頑張っている姿を見て、嬉しく思ったし、誇りに思った。私は3月で猪名川中学校を定年退職をしました。今は、向陽台高等学校で派遣として働かせていただいています。また、一からの出発です。大瀬のNEWSが明日からの活力になりました。頑張ってください。突然ですみません。がんばれー!
田中先生
ご無沙汰しております。
そして、メッセージの程有り難う御座います。
こうやって私を見てくれて応援している人が、昔からいるから今も頑張れると思っております。
これからも楽しんで行きますので宜しくお願い致します。