地域により紅葉も終わり、冬へ近く今日この頃。
ハセツネで棄権して以来、久し振りにトレランの大会に出場して来ました。
捻挫した脚もやっと痛みなく走れるようになり調子も上がって来たので出場するのが楽しみだった♬
何より日光は観光で昔来て以来約14年ぶりに訪れる場所なので、走るだけでなくとも行きたい場所ではあった。
そしてさらに、餃子とラーメンが食べたいと心より思いウキウキしながら栃木へ(笑)
大会は、今年で開催されて3回目となる。
大会自体は前から知っていて、日光東照宮の境内からのスタートでラウンドして帰って来るコース。
途中1400段を越える階段があって30kmのレースだけどとても辛いと聞いていた。
以前から出てみたいと思っていたが、この時期は何かしらイベントやら大会などがあって都合がつかず出ることができなかったけど、今年は特に予定がなくコースプロデユーサーの星野由香里さんのお誘いもあり出場することができた。
大会前日まで仕事があったので、他の招待選手とはゆっくりと話したりすることができなかったが、前日夜に宿へ到着して飯食ったり、風呂に入ったり準備したりとあっと言う間に時間がすぎて、気づけば就寝時間。
まぁ軽い前夜祭的なことができたのでそれはそれで楽しかった。
朝は7時スタートであり、泊まった宿から歩いて行ける距離であったので、のんびりと出発してスタートゲートへ。
流石観光地だけあって、早朝に関わらずスタート付近は賑わっており、紅葉が今年は暖冬と雨が少ないおかげかこの時期でもまだ少し見頃もありとても良い雰囲気だった。
大会と言うても、緊張した雰囲気がなくのんびりしたリラックスした雰囲気の中レースが開始される。
レースが始まって境内を回ってから、林道そして山へと入っていく。
とても走り易くて、気持ちの良いトレイルが続く。
整備もしっかりされていてスタッフの準備における努力がとても感じられる。
少し標高をあげて、1000mを超えてくると形式も開けて来て、「あっここ動画でみたことがある」など
初めて観る景色だが、まるで初めてでない様なそんな勘違した感覚で走っていた。
エイドでは、スタッフが大きな声で応援してくれて、コロッケや湯葉などご当地の物が置かれていた。
いつもなら足を泊めてしっかり補給を行い、食を楽しみながら走るのだが、しかし今回は珍しく食べ物には目をくれず、ひたすら走っていた。
今思えば、今回はそういったとても集中できるコースだったからかもしれない。
走っていて気持ちが良いとても集中できる。
自分と対話しながら走っているそんな感覚だった。
最近は、思う様に走れず、途中棄権もしたせいもあってか色々と自身の身体をうまくコントロールでいない日々が続いていた。だから、今回の様に自らの何も囚われず無我で走れたことはとて心地よく、これまでの自分と向き合えた。
しかし、噂の1400段を越える階段あたりから無我の境地から現実世界へ戻されて、今度は純粋にトレランを楽しんでいた。
そんな中、最近伸び盛りの若手ランナー谷選手が追いついて来たので、一緒に話しながらレースを進める。
色々と話しながら走っていると、30kmや15kmの選手とすれ違うポイントへといく。
レース中、他人と話すのは楽しいし応援しあうのはもっと楽しい。
自分も苦しいのだが、人に活を入れることで、まるで自分にも言い聞かせている様にそれから元気を
もらえる。だからすれ違う選手へ声を掛けたりハイタッチをして元気をもらいながら、残り距離10kmぐらいまでを
進む。
最後に一山あり、それを超えたら下り基調でゴールまでもう少しとわかっていたので最後の山で、貯めて最後頑張ろうと思ったが、気付いたら最後の山は終わってしまい、もう残り降るだけになっていた。(汗
そうなるとレースを終えるのが惜しくなり、ラストスパートをすることなくマイペースでゴールまで進める様にする。
招待してくれた星野プロデユーサーからは、ガチで走ってくださいねっと目が笑ってない笑顔で言われたが・・・すみません(汗)
これはこれで楽しむことには本気でしたw
ゴール地点は朝以上に盛り上がっており、大会スタッフ・観光客など入り混じってみんなが応援してくれる。
とても気持ちの良いゴールをさせてくれた。
そして、フィニッシュ後少し逆走して、最後の最後でキツイだろうなっと思うちょっとした上りの山頂で応援していると、選手みんなの表情が本当に良い!!
もう足が攣ってやばいと眉間にシワを寄せていた人が、応援している私を観るとニコニコと苦笑いになる(笑)
その他でもキツーイと言いながらも笑顔でみんな駆け上がってくる。
また選手だけでなく、観光の人もここの坂はキツイのか、息を切らしながら登ってきてそれに対して応援すると笑顔で
「こんなところよく走るね。」「楽しそうよねー」など言ってすれ違う選手達へみんなエールを送ってくれる。
うーん。
日光のトレイルには選手だけでなく、観光客にもニコニコと笑顔にさせてくれる何かがあるなっと一人で結論づけて
今回も最高のレースを楽しむことができた。
来年あた遊びにこうようかなって思える程また楽しい大会を見つけたなっと思った今日この頃。
最後になりますが、今回ご招待して頂いた大会実行委員の皆さま、大会中お世話になりましたボランティアの皆さま、一緒に走って頂いた選手皆さま本当にお世話になりました!!