ルールを守らないとスポーツ・競技会ではない
ルールは何のためにあるのか?
今回のレース30km地点あと2kmでフィニッシュ地点という場所で15時以降ライトの点灯チェックがありました。結論から言うと30名近くが失格となりました。 ルールを確認するとライト&予備電池必要装備品とあります。
『昼間のレースだからいらないと思った』
『スタートさせといてここで失格とは厳しい』
ごそごそ探して持っていて喜ぶ選手!!大丈夫なのか、
探した結果スマートフォンを出す選手→失格です。
予備電池ありますか?雨降りに耐えられますか?暗闇で歩ける光で何時間使えますか?
ここまで頑張ってあと2kmなのに!?という声も多くありました。
気持ちには共感するのですがその気持ちでは安全は管理出来ません。
そもそもルールを守らない前提ではスポーツではないです。
あなたはサッカーするのにボール持って走るのですか?
バスケットボールしてるのにタックルするんですか?
マラソンで審判いなければショートカットするのですか?
そしてトレイルランニングの大会のルールの多くは安全管理に必要であるからこそのルールがほとんどです。ライトを持ってなくて失格が不満な選手のためには、その場で2時間ほど待機してからの下山体験とか実施すれば良いのではないかと思います。
補給が出来なくてフラフラしている選手やその後足首を捻った選手もいました。もはやライトがなくては遭難と変わりないです。
ルール違反している選手もいて公平でないため、ルール違反を失格にすることが目的であったらフィニッシュ地点で実施すれば、チェックするスタッフも沢山いるし、山肌の細いトレイルで行うこともなく確認も容易です。今回は安全管理上ライト持ってない方はそこのポイントで下山しないと危険という判断でしょう。
レースだからルールがあるからではなく、普段から持つ必要があるものという認識でいて欲しいです。
そんな残念なこともありましたが32kmを2周する選手達はしっかりと皆さん持っていました。天気がいいから、明るい内に下山する予定だからではないというのが素敵であります。
OSJレースは成長する機会になり、勉強になりますという声もありました。
OSJレースにはエイドに沢山食べ物はなくても『白くま隊』はいます。
フィニッシュに向けて気持ちだけで進む選手を冷静に対応しています。
山をもっと自由に走るためには学ぶべきことが沢山あります。そんなことを学べる機会が多くなりますように! これからのトレイルシーズン皆さんご安全に!!
写真はMMAブログ見てますと!声掛け頂いた選手! もちろんライトも持って元気に走っていきました。 またどこかのお山でお会いしましょう。
2 コメント
そのあたりの認識の差がトレイルランニングがまだまだ発展途上であるということでしょうね。レギュレーションは守って当然。不備があれば当然の処置を受ける、という事が競技者全員あたりまえに認識することが早急に望まれます。そういったためにもこのように認知度の高いブログでどんどん公表すべきだと思います。よくぞ言ってくれました、という気持ちです。ありがとうございます。
正直ルール守らない人がトレイルランナーにいるのか!?と驚きました。
何も知らないロードランナーでもエントリーすればトレイルランナーになってしまうのです。ルールばかりで縛るのも面白くないですが必要なことなのかもしれません。
著名な選手やメーカーの後押しも欲しい気もしますが『白くま隊』これからも頑張っていきます。