◆トレイルランナーの為の熱中症予防のすすめ◆
暑熱環境でのトレイルランニングが多いこの時期、熱中症予防が肝心です。熱中症になると意識が朦朧として滑落や道迷いなどのリスクも上がり、最悪体温の上昇が進むと動けなくなり命に関わります。
嘔吐などで補給が出来ない状態で熱中症になるとエイドなどで休んでいるだけでは症状は悪化していきます。暑い中運動を継続するならばなおさら危険です。
熱中症予防の為のポイントをまとめておきます。ご自由にシェアして下さい。
挑戦することが過酷ですので熱中症ゼロは難しいですが、コース中でのリタイア&緊急搬送ゼロを目指しましょう。
●水分の補給
次のエイドまでの距離を考えて出来るだけ荷物は軽くしたいところですが、トラブルにより想定よりも長くかかることも考えてドリンクの量は計算しましょう。余分に持つその飲み物で前を走るランナーを救える場合もあります。水分も気持ちも余裕を持ちましょう。
冷たい水は吸収も早く、胃の中から体温を下げるので効果的です。嘔吐するのが嫌でも少しづつ飲む事。
●ナトリウム(塩分)不足
汗と共に体外に出て行くナトリウム。水だけを補給していると低ナトリウム血症という状態になり、筋痙攣(筋肉のつり)が起きやすくなり、熱中症も発生しやすくなります。ナトリウム入っているサプリメントやジェルを摂取続けましょう。スポーツドリンクや経口補水液ももちろんOKです。レース中の補給は水と糖だけではダメと認識しましょう。
●熱を逃がす
根本的に熱が逃げないことが熱中症の引き金となります。
・汗が出て渇くときに熱が逃げるので速乾性のウエアを用意する
・体表の血管を冷やす(首すじ、脇の下、そけい部)
・汗がでなくなったら水を掛ける、渇くときに温度が下がります
・日焼け対策(日焼けをすると熱が逃げにくい)
定期的に水をかぶり体温を下げる事は結果として汗が出る量を減らし、補給も少なくて済むことに繋がります。コース中の水場では水をかぶりましょう。
●暑熱に馴れておく
今からでは遅いかも、まだ間に合う!!暑さに身体は適応します。
涼しい地域で暮らす方が暑い地方で出場する時は要注意です。
●レース前日に水分補給を!!
スポーツ選手は一日中水分補給しています。それは日常でも水分は不足していくからです。トレイルランナーもレース前日に十分に水分補給をしましょう。レース前はガソリン満タンが基本です。
以上簡単ではありますがポイントをまとめました。
質問などもありましたら遠慮なくどうぞ!!
Polar Bear Trainer’s Team 代表 浅井隆之
今週末はおんたけウルトラ帯同です。熱中症ゼロ!!
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