昨年より書かせて頂いているMMAブログ多くの方から「読んでます!」
そんなお声を頂いて嬉しい限りです。
個人的にはトレイルランニングレースサポート10年目に突入します。
PolarBearTrainer’sTeamとしては4月で6年目になりますが
前職トレーナー教育専門学校の専任教員時代にパワースポーツさんと出会い関わるようになったのがきっかけです。
山を走るってスポーツなのか?レースが日本でやっているのか。
どんなモノか分からないまま試行錯誤がスタートしました。
ありがたいことに多くの大会主催社さんとお付き合いさせて頂きながら、9年もやっていると色んな「ヒヤリハット」が発生するわけです。
たまたま命に関わるような重大事例は起こってないですが、その手前は沢山あります。ああーこういう時に大きな事故が起こるんだなと感じることは年に数回。
だからこそリタイアした方がいいですよーとお伝えすることもあります。
挑戦したい選手に対して保守的な救護担当 なにより安全第一ですから。
事故は必ず発生するものです。山岳環境での活動では対応が遅れて命にも関わります。いかにリスクを回避していくかが大きな事故を防ぐことに繋がります。
『リスクに対する認識の共有化』
やろうとしていることでは、どのようなことが発生するのか?
最悪の場合どのようなことになるのか?(死亡・しばらく入院・通勤出来ない・もう走れない etc)
リスクに対して正しく認識することを『選手』『大会主催者』『救護』みんなで共有化することを大事にしています。平気であろうという気持ちが、そんなつもりはなかったということにならないように。
レース中の選手に対しても今後レースを続けるとこんな状態になる可能性がありますけど、自力で下山出来ますか?と確認します。山の中で動けなくなれば救助にも時間がかかるのが事実です。こういった働きかけが事故を減らすことにも繋がっていると感じています。
『歴史が浅いからこそ積み重ねを大事にしたい』
トレイルランニングにも他のスポーツ同様のサポート体制を構築したい!
しかし関わる専門家も予算もまだまだ少ないのが事実です。
選手としての強化やコンディショニング、救護体制など蓄積されたノウハウもまだまだ少ないのが事実です。
トレイルランニングは特殊、山は山の常識がある
そんなことは言わずにスポーツ医科学の常識と照らし合わせ、最先端の知識・技術を持ちこんでいきます。そして10年目に突入する中で経験してきた多くの事例は共有化していきたいです。
『セルフレスキューの心意気で』
何より救護担当の世話にならないように体調不良や事故を予防して欲しいです。
そのために実施している『トレイルランナーのためのセルフレスキュー講座』
トレイルランニングで発生するトラブル(出血・熱中症・低体温・低血糖・蜂刺されetc)をメカニズム・対処法・予防法を紹介しています。レース中での事例も公開出来る範囲で紹介しているので実際のイメージが湧きやすいです。
1月27日(土)@ポーラーベアーコンディショニングルーム(目黒)
2018年も日本中で開催したいと思っています。
自分で企画して広報してとやりきれないのも実状であります。
●大会前日のイベント
●アウトドアショップイベント
●チーム単位
日本中どこでも出張開催可能です。
是非お声掛け、ご協力の程よろしくお願いします。
年明けの所信表明のような記事になってしまいましたが今年もどうぞよろしくお願いします。