自然環境の中で開催されるトレイルランニングレースでは野生動物との共存が求められます。
OSJ山中温泉や氷ノ山山系トレイルレースではレース中に熊が出没しました。
王滝村も熊は沢山います。猪も猿もいます。
熊が生息しているエリアにわざわざ走りに行っているからこそお邪魔してますという気持ちで行きましょう。
ちなみに北海道はひぐま(とても大きい) 本州はツキノワグマ 九州は絶滅 四国は激減という状況だそうです。
里山のように生活エリアがお互い近いとどんぐりなどのエサが不作の時期には山を下りてきてしまうそうです。
もしくはキャンプ場やゴミ捨て場などでごみを漁り、味を覚えてそこが餌場と認識されることもあります。
今頃氷ノ山の熊は選手が落としたジェルをなめているのでしょうか。
レース中に熊が出た時の対応としては必ずコース変更が必要ではないと思います。
熊がそこに居続けてる場合は困りますが、基本的に憶病で逃げていくとのことです。
もちろん目撃情報があった場所の現地確認は必要になります。
蜂のように巣が近くにあるのとは対応が違います。
先日のとあるレースではレース前に装備チェックとして『クマ鈴』を確認していました。
これから走る選手達がバックパックのポケットから鈴を出したり、手に持って装備チェックを受けに来る方が多数いたことに驚きました。これから走るのに?なぜ手に持っているのでしょうか?確認したくなります。
誰かに借りてきたわけではないですよね?
そういった選手はレース以外でももちろんクマ鈴なしで熊を驚かしていることでしょう。
自分が熊に遭遇する可能性を上げるだけでなく、自分を守るために攻撃した熊は後日駆除される可能性もあります。
何て熊迷惑なトレイルランナーでしょうか。
熊については出会わないのが一番重要です。
自然環境保護の中には動物との共存の考えも必須です。
早く走ることよりも大事なことは沢山あります。
【お知らせ①】
月刊白くま隊としてnote更新始めました。
有料にて継続購読と単発購入コラムがあります。
予算不足が当たり前のこの業界 継続的な活動資金にしていきます。
どうぞご理解の程よろしくお願いします。
無料記事も結構あります。
【お知らせ②】
レース中の事例についても紹介します!!
セルフレスキュー講座@目黒
参加者募集中です。