初回からお手伝いしているUTMF
運営体制も強化されて2019年は2400人という大規模トレイルランニングレースになっていた。
救護担当として運営にぎゅっと関わるレースが多いので、ケアブースだけ担当するモノとして距離感を感じながら関わる事が出来るレースです。実は救護担当している時はあんまり晴れまくりレースは気持ち良く飛ばせるレースは大怪我が多くて嫌だなと思ってます。もちろん運営のことを考えると晴れていた方がエイドや救護所も快適なのは間違いないのです。
暑すぎたり、寒すぎるような気候のレースは気持ちが先に折れて安全なことが多いのです。
※注意 悪天候では熱中症や低体温症などで動けなくなる選手多数いるという想定が含まれています
今回の担当箇所は精進湖民宿村エイド ケアブース
ドロップバッグがあるので長居する選手が多いエイドです。
寒い中で仮眠する選手が多くいましたが、果たして2日目の夜の氷点下(予報通りですよね?)
予報よりも雨が多い天気の展開に合わせた装備を持っている選手はどれだけいたのでしょうか?
全然ムリでしょー 今夜の方が寒いですというやり取り何度もしました。
完走するための準備には悪天候に対応する装備ももちろん含まれています。
レースで規定されている装備基準をクリアしていれば必ず命が守られるわけではありません。
準備が足りないならば標高が上がって寒くなる区間の前に各自リタイアしないといけません。
今回コース短縮(中止ではないです)という大会の対応になりましたが、もし短縮になってなければどうしましたか?
自分自身でリタイアの判断出来ましたか?何があっても行けるところまで行く!という選手もいましたがトレイルランニングがスポーツだとしたら、その判断でいいのでしょうか?
理想としては各自が判断出来るのが理想です。
その理想を目指して、選手・大会運営者・関係業界みんなで何が出来るかよく考えていきましょう。
大雪も想定して準備して来たのにコース短縮でくやしい!という選手が増えると良いですね。
いい経験になってしまったという選手も多いかと、2年に一度ぐらい悪天候だと油断出来なくて良いかと思います。晴天で富士山もずっと見えてサイコーというUTMFもいいですが、トレイルランニングを山でするという楽しみは情報収集から始まり、装備や補給など作戦を立てるのも楽しみの一部であり、フィジカル的な挑戦だけでは上手く行かないのが事実です。
そんな走る以外の楽しみも含めて取り組めるトレイルランナーが増えていくことを期待してます。
来年は晴れて富士山見えるといいなという集合写真
どこのレースサポートしたのか分かりません。
エイドでのケアブースについて、悪天候時のエイドでの過ごし方などこちらにまとめておきました。
⇒UTMF2019精進湖エイドケアブース