会津那須越県ロングトレイル2019という新規レースが2019年9月に開催しました。
この地域ではNASUロングやITAMURO100というレースが開催していたエリアです。
トレイルランナー眞舩さんを実行委員長
事務局長はミナト製薬酒寄さん
レースディレクターは高松さん(元P社 加波山登山競争も彼の創ったレースです)
コースマーシャルは高根さん率いるふくしまトレイルランニングクラブ
温かいどころか暑すぎるオトコタチが集まって作ったレースです。
新規レース立ち上げるならば救護は白くま隊でやりますよーー!!と言ってましたが
最初は板室温泉辺りで50kmぐらいのレースですかねと話していた記憶があるのですが
あれよあれよと話しを大きくなりまして
95kmのワンウェイコース 累積標高7000m越えという日本有数のキビシイコースとなりました。
大会コンセプトから引用します
②トレイルランニングの健全な育成に貢献する
登山道をただ走るだけのマラソン大会ではありません。より安全に自然の中で 活動するためのスキルを必要とする大会です。 目的地まで安全に到達するための行動計画(行程設計、食糧補給)を立案できる スキル、目的地まで的確にたどり着くことができる ナビゲーションスキル、厳しい山岳エリアの中(気候・地形)で行動するための体力、 登山技術が必要となります。
レースでない時もロングトレイルを訪れて旅をするように楽しんで欲しい
という気持ちから以下の条件となりました。
①コース矢印なし
②エイドは最小限(食べ物あり1箇所 水エイド3か所)設置
※天然エイドは数か所別にあり
③地図配布必携品(A1サイズ) GPSデータも事前に提供
④ココヘリ必須
道なき道を行くわけではなく登山道や林道・舗装路を行くので進む先が分かっていれば分岐でも分かるポイントが大半であります。矢印通りに走ればいいレースでもないのは間違えなく、トレイルランナーばかり集まったら大ロスト多数かと心配してました。実際も山を下りたところでロストしたり、登山道の入り口にたどり着かない選手は多数いたようです。
地図見て迷えばいいし、スマフォでGPSで確認すればいいわけでそこも想定通りとして楽しんで頂ければ嬉しいです。
有名な観光地でもある大内宿のメインストリートでスタートゲートを立ててOKなんて地元の歓迎の証です。松明灯して演出という案もありましたが茅葺屋根燃えるからということで当然NGでした。
受付後の説明会ではコースの詳細ポイントも紹介ありました。
※地図とエイドの位置変わった?などレース中確認ありましたがしっかり説明会で紹介してました。
天気予報では寒くて大雨という予報が直前まで
この地域でレースやると必ず大雨で伝説となる、みんなでぼやいていましたが晴天!!素晴らしいという天気で暑いぐらいでした。
しかしコース後半 音金エイド(61km地点)から先は三倉山に登り稜線を通ります晴れていれば絶景という最高のコースですが2000m近くまで登る難関があります。天気予報とも違うような防風が吹き、一瞬で視界なしに変わっていきます。悪天候時は制限時間短縮、コース変更など安全管理上必要な対応として決定していきました。
私は無線も携帯も入らない三斗小屋跡分岐にてキノコ探しながらのんびり選手を待っていました。悪天候時には低体温症で命からがら下山した選手を受け入れるポイントという想定でしたが平和でした。
今回も事前に試走に来ていた選手は多くはなく、このルール・コースで完走目指すならば試走している方が確実に有利です。たまたま晴天の時間が長かったからトラブル多くなく終えることが出来ましたが雨でロストしていたら、深夜寒い時間は立ち止まっている間に体温が下がりだします。展開次第では非常に厳しいコースでありました。
新しいスタイルのレースでありました『会津那須越県ロングトレイル』
今までと違うと色々ご意見ある方もいるようですが事前にWEBで告知していた通りです。
この新しいスタイルに挑戦出来るようになることは山を遊び倒せるようになることです。
地図見て天気予報見て食べたい食べ物持って水場は確認して
自分のペースで山に入りましょう。
走るだけではない新しい文化が成熟していくこと白くま隊は応援しています!!
今までないものが生まれるその瞬間にこれからも関わって行きたいと思います。
集合写真からはインスタリンク貼っておきます。
写真沢山上げるようにしています。