100マイルをいっぱい走ってるランナーと思われてるらしく、
UTMF前って事もあり、最近100マイルについて色々聞かれる事がちらほら。
(今回のUTMFはサポートで参加です)
ちなみに、今まで100マイルにチャレンジしたのは8回で、
そのうち100マイルとして完走したのは6回で、日本人の中では多い方かもですが、
日本人でも、もっといっぱい100マイル走ってる人はいるので、
個人的にはまだまだかなーと思ってます。
今まで出た100マイルはこんな感じです。
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【2011年】
- UTMB:
2か月前に車に跳ね飛ばされて、全然走れなかったから、
ダラダラ遊びながら進んでたら関門Out。人生初のDNF。
【2012年】
- UTMF:
USで2週連続レース(50k/100k)した直後で、疲れて身体重すぎて、
色々サボって走ってたら、ギリギリサブ30時間。
- OSJおんたけウルトラ:
ライト忘れて、ちっちゃいバックアップライトだけで走って、捻挫祭り。
めげにめげて21時間もかかった。見た事ないぐらいの象足になった。
- UTMB:
悪天候で100kmにショートカット。
やる気ゼロでほぼ歩いて、20時間ぐらい。
- OSJ八ヶ岳:
何にも準備しなくて&体調最悪で、28時間半ぐらい。
【2013年】
- TDT:
Tomoさん、のまダッシュさんとチャレンジ。
23時間でコンプリート。超ツラかったけど良い思い出。
- Angeles Crest:
灼熱のカリフォルニアで、累積標高7,000m。
なんとかサブ24時間。確か11位。
【2014年】
- Antelope Island Buffalo Run:
累積標高2,000mの走れるコースで、18時間。最後に抜かれて4位。
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(次から、去年のAngeles Crestの事を書くつもりです!)
思い出すと、2011年のUTMBは、超手さぐりだったけど、
怪我してたからどうしようもなくて、気づいたら終わってました。
2012年は色々出過ぎて、失敗ばっかだったけど、良い経験だったのかも。
で、2013年ぐらいから、慣れなのか、100マイルに対する抵抗が無くなってきた感じ。
その中でアドバイス出来る事は、やっぱりまだまだなので、大して無いんだけど、
自分のアウトプットとしてもまとめてみると、以下のようなポイントになるかなと。
ジェフ・ブラウニングみたいにカッコいい事は無くて、ほぼベーシックな話ですが。
まー自分が全部出来てるかって言ったら、毎回100点満点じゃないけど、
100点に近くなるように毎回頑張ってる感じです。
注:あくまで個人的な考えです。
– エイドで休まない
⇒最近は、着替える時以外、1分以内に出発するのを自分に課してます。
エイドは楽しいし休みたくなるし、いくらでも休めちゃうんだけど、
休んだ分だけ遅くなるのはもちろん、気温が低い場合、
走ってて温まってた身体が冷えて、走り出しから暫くツラいので。
– 着替え/靴変更は最小限
⇒着替えない/変更しないでいけるか考えて、どうしてもダメなら最小限に。
出来る限り、フーディニとかシェルを、着る・脱ぐ程度でいけるように。
ちなみに、今までレース中に靴を変更した事は一回も無いです。
あと、現地まで、天気予報で考えたウェアリングパターン、
予報より寒くなったパターン、予報より暑くなったパターン、
3パターン程度用意していって、現地の気候を見てから、
最終的なウェアリングを決めるのが良いと思います。
– 持ち物/装備も最小限
⇒基本は、ハンドボトルとジェルとサプリだけの空身が理想で、
出来る限りパックは背負わない。
背中が汗で濡れて、ずーっと乾かないのが嫌いなので。
パックおろして、背負い直した時のひんやり感がホントに苦手。
何度も言いますが、やっぱり空身が一番楽で気持ちいい。
とは言っても、UTMFは余計なレギュレーションがあるから、
空身は無理としても、レギュレーション+無いと困るものだけにする。
あったら良いかも、使うかも的なのは持たない。
– 補給ルールを決めて、守る
⇒補給は定期的に必ず行う。ジェルだったら最低10km毎に1つ。
ジェルや食べ物が、不味かろうが我慢(もちろん美味しい方が良いけど)。
水で流し込むとか、とにかく継続してエネルギーを摂取し続ける。
Vespa Hyper、Top Speedはジェルと一緒に取る。
アミノバイタルのパーフェクトエネルギーがオススメ(好き)。
レース中のサプリメントは、グルタミン、アルギニン、HMB、アスタビータ、
ZEN(アミノ酸)、SaltStick(電解質)を、大体20km毎に取ってます。
– カフェイン抜き/アルコール抜きはしない
⇒カフェイン抜きは、昔はやってたけど、ここ2年ぐらいはしてません。
離脱症状が激しくツラい。。
あと、レース中眠くなるまで、コーラとか我慢するのは無理だし。
(眠くなる前に飲んだら、それまで抜いてたのが意味なくなる気がして)
そして、眠くなる前にゴールする!という気持ちも込めて。
アルコールは飲み過ぎなければ良いかなと。
前日は、ビールなら全然OKでバシバシ飲みますw
– ゴールは考えない
⇒ゴールまで何kmとか考えるとめげるので、とりあえず次のエイドまで、
何km、何時間ぐらいなのかだけ考えて進む。
やっぱゴールを実感できるのは、残り20~30km(10~20マイル)ぐらいから。
目標タイムとかあるだろうけど、あんまり気にしない。
– 潰れても我慢
⇒100マイルが思い通り走れる事は、ほぼ無いと思うので、
潰れたら潰れたで、諦めて休む、動けるなら歩く。
きっと何かのタイミングで復活します。
まとめると、レース直前でパフォーマンスを上げるのは出来ないので、
コンディションを適当に整えつつ、ゆるーいスタンスでレースを迎える。
実際に出来る事としては、ミニマルなポジションを取る、というかアプローチです。
エイドの時間を、限りなく短くするのと、自身を軽くする、
そして、栄養をちゃんと取るって感じです。
あとは、レースでひたすら身体を動かすだけ。
ケガとかのアクシデントを除いて、動かない(走れない、歩けない)言い訳をしない。
最後は結局メンタルです。
楽しめるか、ポジティブに考えれるか。そして根性。
まーそんなところですかね。
楽しく走ってるか、ヘロヘロになってるか、
UTMFでお会いできるのを、楽しみにしてます!
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