こんにちは。
ロードで転んで平地がこわくなったさいこです。
早いもので、TDGから帰国して、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。
今年のTDGも予期せぬトラブルが発生したのですが、そんなエピソードも含め、こちらで追い追いご報告していきたいと思います。
思い返せば2年前、メドックマラソンに向かう電車に乗り遅れてしまったじろーさんが、急遽予定を変更して、TDG参戦のみんなの応援に駆けつけてくれました。
そんなじろーさんと、昨年結婚。
まさか、今年のTDGに一緒に参加するなんて、思ってもみませんでした。
当初、じろーさんは100時間切りを目標にするとのことだったので、道中は別々に進み、ゴール後わたしのサポートに戻ってきてもらうというつもりでおりました。
ところが、スタート前にわたしは風邪を引きフラフラ、じろーさんもなかなか調子が上がらず100時間切りは難しいかもという事態に。
運良くドンナスのライフベースで会うことができたので、そこから一緒に進んでくれることになりました。
正直、身内同士でこの長い時間をうまく乗り越えられるのか、少々不安ではありました。
というのも、以前2回ほどレースでペーサー的に一緒に走ってもらったのですが、止まると怒られるし、歩くと怒られるし、エイドでモタモタしてると怒られるしで、もう二度とペーサーはお願いしないと約束していたのです。
風邪の影響もあり、第2セクションからお腹を壊してしまったわたし。道中何度も茂みや岩陰に隠れなければなりませんでした。
じろーさんは、その見張りから後始末など、すべて一手に引き受けてくれました。
エイドに着くと、すぐにわたしの食べものを運んできてくれましたし、お腹に優しいバナナなどをジップロックに詰めて行動食として用意してくれました。
寒くなると、わたしのザックから防寒着を出して着せてくれたり。
どんどんペースの落ちていくわたしを叱ることなく、常に一緒に走ってくれました。
そんな優しいじろーさんへ1番感謝していることがあります。
それは、「ビンタ」です(笑)
暗くなるとすぐに睡魔に襲われるわたしに、
「目ぇつぶって!行くよっ!!!」
『バシッ!!!バシーッ!!!』
っと何度も何度もビンタをお見舞いしてくれたのです。
(じろーさんの所属しているランニングチームでは、どうやらお約束らしいです。)
この愛のビンタのおかげもあり、無事2人でゴールゲートをくぐることができました。
なんだか凄い新婚旅行になってしまいましたが、世界でもなかなかこんな新婚旅行できる人はいないかなと。
そして、過酷な330kmを2人で乗り越えられたのですから、今後の人生の荒波も2人で乗り越えられそうです。
多分(笑)