こんにちは。 毎週やってくる地味な筋トレがこわい、さいこです。
「次は何を目指すんですか?」
最近、よく聞かれます。
みなさん、よくそうおっしゃいますが、そんなことはありません。
この3年は確かにTDGの完走を目指していましたから、みなさん次はどんな凄いこと目指すんだろう?と思いますよね。
わたしとしては、完走したら燃え尽きやしないかと、そちらを心配していましたが、どうやらそれは大丈夫そうです。
そして、この何年かを通して、あらためて、自分のトレイルランを含めフィールドでの過ごし方、考え方がかたまってきた気がします。
わたしがロングレースに出るようになったきっかけの中に、速く走ることが苦手、速く走るための練習をすることが苦手という点があります。
ゆっくりでいい。今より強く。もっと遠くへ。
確かに100kmを超えるレースは、そんなお気楽な気持ちだけでは楽しみきれないのも事実です。 ですから、最低限の努力はしてきましたが、50km前後のレースでは、それなりにヒトにもわかる結果が残せることがあっても、ロングでは完走がやっと。
「向いてないよ。」
「自分に向いている距離、もうわかったんじゃない?」
そんな風に知人に言われ、自分でもそうだなとは思いつつ、でも、なんだか釈然としなかったのです。
別にレースで上位をとることが目的ではないし、もちろん、前回の自分より強くなりたいとは思うけど、自分が楽しいと思う価値観と、他の人が楽しいと思う価値観は、違うことが多々あります。
速く走れるようになりたいなら、食事制限も考え、アルコールの摂取も控え、トレーニングも含め生活そのものをそこに向ければいいのです。 でも、それが楽しいと思うかは、その人次第。わたしは、それが楽しくないと思ってしまう、甘ったれなのです(笑)
好きなものを食べ、好きなものを飲み、好きなときに、好きなところへ。トレイルランが自分の枷になるのではなく、楽しみであり続けたい。
TDGの完走にこだわったのは、自分の中で完走していないレースをそのままにしたくなかったこともあるけど、長い長い時間の先にあるゴールゲートを越えると待っているキラキラを体験したかった。それはきっと素晴らしく楽しいことだから。
TDGの練習で始めた夏山登山も、いつの間にかわたしの中では練習ではなくなりました。 道具を揃えることも、山地図を見ながらルートを考えることも、重い荷物を背負って進むことも、どんどん楽しくなっていきました。
直近のレースとしては、「OMM」に出るのですが、これが決まってからというもの、実はTDGよりもこちらが気になって(笑)
装備を少しづつ揃えながら、それを試しに山に行くことは、本当に楽しい。地図読みも久しぶりにもう一度勉強し直して、何回か講習会にも参加し、あらためてその奥深さ、楽しさを実感しています。
もう一方では、みんなで100マイルを24時間以内で走るというイベントに参加。自分のペースではなくみんなと走る難しさと楽しさを初めて体験してきました。
このイベントは、速い人も遅い人も同じようなペースで進むわけで、いずれにしてもかなりキツいのです。でも、普通のレースでは一緒に走れないような憧れの人たちと、お話ししながら走ることもできます。そんな人たちもゆっくり走ることを寧ろ苦しんでいたりする姿が見れて、そして、そんな方たちの強さを間近で見ることができて、ものすごく刺激的なのです。
これを通して、快適に走るためのウェアリング、パッキングなどをあらためて考えたり、自分のペースの作り方とか、女子としてはペーサーをつけたいなーとか運営についても色々考えたり、これまた新たな楽しみが見つかってしまい、またワクワクしています。
そんな感じで、わたしはこれからも、いかに楽しいか!を追求していきます。
そんな中で、もしかしたら、いつかはPTL!?とか、はたまたフルマラソンサブ3!?などと、いま思ってもみないことを目差すかもしれません。
それもまた、いつかこちらでご報告できるかもしれません。
2 コメント
参加資格がゴミ拾いとは、、、
お二人の満願の笑顔いいですねぇ〜
MASAさん、主催者の心意気を感じる素晴らしいイベントでした!
ゴミ拾いをして気付きましたが、鎌倉は山も街もキレイですが、海は…。なんだか考えさせられました。