僕です。北ア ファストパッキング、今日はDAY2のレポート(前半)です。
この日のルートは、祖母谷温泉〜欅平〜水平歩道〜阿曽原温泉小屋〜仙人谷ダム〜雲切新道〜仙人温泉小屋〜仙人峠〜池ノ平小屋。黒部峡谷沿いの崖に作られた水平歩道や、阿曽原温泉、仙人温泉という秘湯を通過していく秘境コースです。
CLIKSTAND
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山崎さんは糸魚川を出発して10日間かけて駿河湾まで抜けるという、TJAR的な事をされていたランナーの方。我々より先に祖母谷を出発したのですが、この先の水平歩道を猿の群れが占拠していて通れず、逆に囲まれて追いかけられここまで逃げてきたとの事。とりあえず、しばらく待てば猿もいなくなるだろうとの事で待っていた所に我々が追いついた様です。
丁度僕らも急登を上って疲れたので、休憩がてら山崎さんと会話をしながら猿がいなくなるのを待ちます。15分くらい待って「そろそろいなくなったかな?」という事で再出発。崖沿いの道をしばらく進んでいきます。
すると…やっぱりいましたw 味を占めたのか「キシーッ!」と威嚇しながらこちらへ向かってきます。こんな崖で戦ったら危なくてたまったものじゃないと僕らも一回後退。作戦タイム。
通れないとなるとルートを変えるしかないですが、欅平から黒部鉄道に乗るか、祖母谷に戻って餓鬼山方面に抜けるしかありません。どちらも現実的ではない。という事で強行突破する事に。
各々持てるだけの石を手に持ち、先ほどの猿との遭遇ポイントまで戻ります。相変わらず彼らは多数そこにいます。道を塞ぐもの、左側の木の上にいるもの、右側の崖の上にいるもの、よく見るとかなりの数。とりあえず、周りや下に人がいない事を確認して(もちろんいませんが)猿に向かって威嚇で石を投げます。石が飛んでくるとよけたり逃げたりするので、続けざまに石を投げ(仲間にあたらないようにw)猿を追い払います。道があいたので急いで前進。こちらも声を出して威嚇しながら進みます。
一番塞がれていたポイントはなんとか突破。そうすると誰かが「後ろから来た!」と言うので、そこからは走って逃げます。そんなこんなしているうちになんとか逃げ果せた様子。中々の体験をしました。(ちなみにこの間に命の危険を感じる様なギリギリの事はありませんでしたのでご安心を。)
この後小屋のご主人が帰ってきてしばし談笑。この後行く、北アルプス三大急登以上の急登とも言われる雲切新道の話や、TJARの話、猿の威嚇方法等についてうかがいました。そしたらなんとスイカをサービスしていただいちゃいました。
と、今回はここまで。本当はDAY2全部書きたかったんですが、ちょっとボリューム増えちゃったんで、後編は次回に回します。
ホントこの日は盛りだくさんでした。では!
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続き待ってます!