僕です。
先週末11/16~17でMOUNTAIN CIRCUS 2 TANZAWA というイベントが行われ、運営スタッフとして関わらせてもらいました。(どんなイベントかというのは発起人であるLOCUS GEARのジョーさんのあいさつを見て下さい。)
レースの参加者のレポートも色々あがってくると思うので、僕は運営スタッフの一人としての目線や想い等を綴ります。とか書いてたら早速SHMWのタクさんからレースの魅力を余すところなく伝える最高のレースレポートがあがってました!
六甲で行われたSHMW主催の第1回MOUNTAIN CIRCUS(以下MC)は選手として参加して、コースもホスピタリティも各地から来てるランナー仲間も最高で、このレース最高じゃん!って思いましたが、今回ホスト側として各地のランナーを向かえて色々作業するのもスゴい楽しかった。スタッフは参加者の数を超える60人いて、みんなが自分の持ち場を持ってるんだけど、それぞれの持ち場でランナーにどう楽しんでもらえるか、レースを満喫してもらえるかってのを考えて動いているのが伝わってくるのがスゴい良かった。
僕の今回の役割は賞品担当。参加者である各地のショップや、Run boys! Run girls!でお付き合いのあるメーカーさんや代理店さんから協賛品を頂き、それを参加者のみなさんに振り分ける仕事。参加者にも喜んでもらいたいし、協力してくれてるショップやメーカー・代理店さんのこともできるだけみんなに知ってもらいたい。そんな思いで色々動いていました。
例えば全国のショップは普通の人の見方でいけばライバルなんだけど、各地で根を張ってトレイルランニングやアウトドアアクティビティを単身盛り上げていこうというスタンスは完全に仲間な訳で、参加者の方には自分の地域以外のショップのことを知ってほしいと思ったし(そもそもみなさん知名度は元から高いんですがw)、メーカーや代理店さんも僕らの様なショップに協力してくれる方々っていうのは、商売だけの付き合いを越えて関わってくれる方が多くて、(実際レースにもランナーとして出て一緒に楽しんだり、レースに出れないのに前夜祭のためだけに深夜の山奥のキャンプ場まで遊びにきてくれるレベル)そう言う方がたの商品やキャラクターも知ってもらいたいという思いもありました。
結果として、草レースのレベルをはるかに越える量の賞品をご提供頂け、参加賞だけでなく、入賞者以外の順位賞も出走者全員に渡すことができたし、前夜祭では選手・スタッフ全員参加のじゃんけん大会で、これまたあり得ない様な豪華な賞品の数々を関わってくれた人に渡すことができ、個人的にはとても良かったと思っています。
また、今回の参加賞には主催チームのメンバーでもある、Gコ山 / Jindaiji Mountain Works/ Paago Works / WANDERLUST EQUIPMENT / OGAWAND によるかなりクオリティの高い自作シューズケースを目玉アイテムとしてつけることができ、その点も主催者側の個性の出るもてなしというか、”よろしく感”みたいのが出ていたんじゃないかと思っています。
僕の担当の目線が多くなってしまいましたが、その他レースを構成する要素としても、本当にいろいろな人が高いクオリティの物を用意すべく奮闘していました。
まずはレースの一番の肝となるコース。これに関しても難易度、ただ走るだけでなくマウンテンスキルが広く試せる多様性、丹沢のオリジナリティ、ハイカー等と接触しないルート等、様々な要素を満たすためにメンバーは数ヶ月かけて議論し、試走していたし、そのコースを実現するための当日の移動手段の確保や調整はとても複雑な物になりましたが、それも担当スタッフの尽力でクリア。前夜祭も寒いキャンプ場での開催となったけど、RODのメンバーの快適なギアの数々と高いキャンプスキルで、キャンプレベルを凌駕する前夜祭になりました。レース当日もコース自体は難コースではありましたがコースの誘導係のスキルや判断で、怪我人も出なかったし、ロスト等への対応も迅速かつ臨機応変でした。(身内ながら鳥羽ちゃんメンバーの判断や対応力はとてもレベルが高いなと思いました。)エイドではコーヒーや熱い声援が送られ、撮影班もランナーの姿をおさめるべく奔走。ランナーを追いかけて動画撮影するワイヤーカムなんてスゴいアイテムまで登場しました。更にゴール後はトレイルランナーにはおなじみヴィーガンパワーフードのULTRA LUNCHによるスープと天然酵母パンも振る舞われ、冷えたランナーの体を優しくあたためました。
とにかく、ここに書いていてもテンションがあがるくらい、遊び好きな大人達が自分の得意分野をいかんなく発揮して、自分の分野で責任を果たしレースを作り上げていくと言うことは、充実感と緊張感の入り交じった中々得難い体験でした。
と、こうやって書くと「次はマウンテンサーカスに出てみたい!」って思う人も多いかと思います。僕もこの体験を色んな人に味わってもらいたいと思うのですが、残念ながら、MCそのものの参加者のキャパが増えることはそう無い(今後も新規の人は参加しにくいレースだと思います)ことも、レースのコンセプトや特性上事実だったりもします。ただ、上にも書いたように、自分たちでレースを作ることにも大きな楽しみがあります。MCの参加者のキャパは増やせないかもしれないけど、他の場でこういうランナーのコミュニティから自発的に魅力的な草レースがもっともっと増えていくと良いなと思いました。楽しみは与えられるものじゃなくて自分たちで作れる物だということをこの2回のMCでスゴく実感しました。
結局のところ、MCに集るメンバーは、”レース開催者とお客さん”と言う関係とは違った、”時にはランナー時にはホスト”という全国のランナー・山好きの横のつながりなので、それがとても心地よく頼もしいんですよね。そして自分がそう言うことを感じた時に、アメリカのメジャーなトレイルレースがコミュニティを大切にしながら小規模の参加者で運営を続けていたり、強力なランニングコミュニティーのボランティアによってレースが支えられている理由も少しわかった様な気がします。
そんなこんなで色々バタバタしながらもレースは無事終了。7月から5ヶ月間に渡りこの大会の準備をしてきたランブラーさんを始めRODや鳥羽ちゃんのスタッフのみなさん本当にお疲れさまでした!また、ずうずうしい程のご協賛のお願いに応えていただいたメーカーさん、代理店さん本当にありがとうございました。
そして、全国から集ってくれた各ローカルを代表するハードコアランナーのみなさん、ありがとうございました!みんなが楽しんでくれてて本当に嬉しかったし、ゴールで待ってるのもスゴい楽しかったです。何が良かったって怪我人もなく、みんながハッピーで終われたのが一番最高でした!!次回のMOUNTAIN CIRCUS3楽しみにしてます!!