皆さん、こんにちは、戸井田です。
冬至も過ぎ、クリスマスも無事に終わり、暮れも押し迫ってまいりました今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
最近のわたしは一年前に絞った体重が少しずつですが、確実にリバウンドしている状態です。
「こりゃ、おそらく、からだが『冬仕様』になって脂肪を溜め込むようになっているんだ・・・」「仕方のないことなのだ・・・」・・・な~んて、甘いものの誘惑から逃れられない自分をごまかしながら近所をつらつら走っている次第です。
・・・ってか、冬眠前の熊じゃないんだからって話ですよね(笑)
さて、今回で3回目となる『走ったり、歩いたり・・・』は「わたしのシューズ遍歴」ということで・・・まあ、タイトルとしては「女性遍歴」とかの方が面白そうなんだけど、このブログでの下ネタとかはちょっとアレだし、「ヒトの女性遍歴を喜んで読まないわなぁ・・・」などとも思い、「シューズ遍歴」というところに落ち着いたわけです。
・・・ということで、せっかくのトレイルランニングのブログなのでトレランシューズについての「遍歴」を書きます。
シューズという『モノ』を語る際、やはり「どうしてそうなった?(経緯や理由)」という『コト』を語らなければ、おそらくなんら面白くない、ただのカタログを提示した方がいいっていうことになるので、そういった『コト』から入ります。
まず、トレイルランニングをやり始めるヒトは二通りあると思います。
一つは『山岳系』であり、ここから入ってくるヒトはおそらくわたしと同じように、最初のうちは山登りや縦走、トレッキングなどをやっており、美しい景色や山で食べるご飯などが好きで比較的のんびりとした登山を楽しんでいたヒトが、「山歩きするための体力づくりのために走ってみた」や「たまたま山で走ってみたら走れてしまって、そっちのほう専門になってしまった」とか、そんな感じのヒトですね。
一方、それとは別に最近多いのが、ガチな『ラン系』の方々ですね。
ロードで最初からかなりの勢いで走っているヒトたちが『42.195kmを走りぬくためのトレーニングとしてのトレイルランニング』をやっているヒトたちが、「山の魅力に気付いて続けているのです!」といった『ラン系』のヒトたちなのではないかと思われるのです。
その他にも、まあ、細かく分ければ、いろんなモチベーションをもってトレイルランニングに興味を持って、トレイルランニングシューズを使うヒトたちがいるはずであるとは思いますが、ほんっと、バックリと分類するとその二通りになってくるのではないかと・・・。
・・・で、トレランをやり始めたヒトが、『はいり』としてシューズブランドを選ぶ基準として『ラン系』の方々がロード時代からなじみのあるアシックスやアディダスなどから選ぶのに対し、『山岳系』の方々はモントレイル、ノースフェイスなどのブランドから選ぶのではないかと、これもまあ、バックリとですが分類してしまうのです(単なる偏見ですけど・・・)。
それで、いろんなシューズを試してみながら、自分の好みのシューズに収斂していくのではないかと分析するわけです。
わたしが初めてトレイルランニングシューズを購入したのは『山岳系』の例に漏れない(?)montrail HARDROCKというモデルだったと記憶しています。
そのころのわたしはまだ趣味は『山登り』であり、『トレイルランニング』などからは程遠いヒトでした。
HARDROCK以前には何を履いていたかというと、ダナーライトなどの重めの、しかも、少しミリタリーっぽいモデルが好みであり、その次に選んだ『山登り用シューズ』はMerrell Camereonというハイカットシューズでした。
ただそのあたりの重量のあるモデルでは、歩きでの『山登り』であっても、若いときだったらまだしも、もう40も過ぎていて(その頃は)喫煙者であったわたしには、いいかげん重く、きつく感じたのでした。
このHARDROCKというモデルはmontrailの中でもソールがあまり硬めではなくて(どちらかというと「ふにゃふにゃ」)、ソールが厚めのシューズを履いていたわたしにとっては、『わらじ』のような感覚でした。
そしてわたしはこの『わらじ』を履いていろんな山に登ったのでした。
蛭ヶ岳でいきなり雪に見舞われて、『蛭ヶ岳山荘』で宿泊した時も・・・
両神山に雪の中登頂して、足が冷え切ってしまい、途中敗退した時も・・・
一人で尾瀬に行った時は、熊におびえながらテント泊をしました。朝早く至仏山に登ってつるつる滑る岩に苦労しながら登った時も・・・
はじめて赤岳に登頂した時も・・・(時系列不同)
※写真は尾瀬の木道にて・・・(このときカメラをいじりながら木道を歩いていて踏み外してしまい、C-3fitの膝をすりむいてしまったという思い出もあります)
というように、このシューズにはいろんな思い出があるのです。
もちろん、走るようになってからもたま~に引っ張り出して履いています。
HARDROCKは引退間近ではありますが、ようやく少しだけ本来の目的であるトレランに使われるようになった今日この頃なのです(続く・・・)