皆さんこんにちは、戸井田です。
さて『わたしのシューズ遍歴』の続編、『ベアフット時代』に使用したシューズをわたしの独断と偏見に基づいて『批評』する(決して『批判』ではない・・・?)というコーナーでございます。暫しお付き合いいただけましたら幸いでございます。
『ベアフット時代』と述べましたが、別にわたしの『ベアフット時代』が終わったというわけではないのです。
そもそも、今ランニングをやっている誰もが影響を受けた(・・・と思われる)『BORN TO RUN』という書籍にわたしもかなり多大なる影響を受けたわけでして、とにかくそのシューズで『走れる』、『走れない』などということは考えずに、単純にただただ「ベアフットランニングシューズを購入したい!」と思ってしまったわけです。
そしてその頃、前評判からベアフットランニングシューズの中でも一番『かっこいい!』と巷で評判だったアントン・クルピチカ(いまだにこの人のローマ字読みがこれでいいのかわからないのですが・・・)が開発したと言われている(シューズのソールをナイフで削っているパフォーマンスのビデオをご覧になった方々も多いと思います)、NEW BALANCEのMT-10に『一も二もなく』飛びついたわけです。
幸い私の本来の走り方がベアフットランニングに適していたようで、このシューズを履いて、何の苦労もなく10km、20kmと走る事ができました。ただ、当然のことながらふくらはぎとハムストリングスが筋肉痛になりましたが・・・。
もちろんこのシューズは私の中では『練習用』でレースに出ようとは思っていませんでしたが、いろんなレースで履いている人を目にします。
特に体重が軽い女性はこれくらいのソールの薄さでもレースで使用できるんでしょうね。
このシューズはいろんな場面で履き倒しましたね!今ではこんなにソールがツルツルです。本来はトレイル用なんだろうけれど、アスファルトでも芝生の上でもどんなところでも走りましたからねぇ・・・。
もちろん、雨の日もMT-10がお供でした。
一昨年の6月、一人だけ『トレラン気分』のスタイルでMT-10を履いて参加したUTCの、題して『日帰りで行く雨を楽しむ大菩薩嶺』ハイキングです。日帰りなのにバックパックがでかすぎッス!→GOSSAMER GEAR MURMUR(旧型)でした。
この頃は走り回ってはいたものの、まだレースには出ていませんでした。
そしてMT-10のソールもトゥルットゥルになってきたのでMT-00を購入。
ゼロドロップとソールの薄さに衝撃を受けました。
そしてこんな事でも衝撃が・・・。
多摩川沿いに朝早く20kmほど走った時、MT-00を初めて裸足で履いたので素材の切り返し部分が親指の付け根に当たってしまい、流血!完全に皮がはがれました!
これは裸足で履いたことは原因のひとつであり、アウトソールから朝露がシューズの中に滲みこんで足の裏がインソールの上で滑ってしまったためにこういった状態になってしまったのかと推測します。またMT-00のアッパーはリップストップナイロンを硬くしたような素材でMT-10のソフトなメッシュアッパーとは全く違う、まずは軽量を『第一優先』に考えたアッパーであることも『流血』の原因のひとつであると考えます。
他のMINIMUSを試していないのでなんとも言えないのですが、やはりこのふたつのシューズを履き比べてみると、履き心地はMT-10が私の好みです。『ゼロドロップ』ではなく、『4mmドロップ』というところも経験が浅い私にはあっているのかもしれません。
わたしにとってMT-10は、ベアフットによる『走る楽しさ』を教えてくれた最初のシューズなのでした・・・以上、続く・・・かもしれません。