皆さんこんにちは、戸井田です!
いよいよ和名倉山でのトレランも『後編』に入ってまいりました・・・っていうか、前編後編で本当に終わるのかが心配なところですが、あまりにしつこくてもなんなので今回でなんとか締めたいと思っております。
そういえば先日『前編』をアップした後、少々泥縄ですが和名倉山に関して色々とネットで調べてみたところ
「山道(ルート)がはっきりせず、暗い樹林帯が多い難路となっていて、安易に入ると遭難の危険がある。山中で宿泊する準備が出来、藪こぎに耐えられる覚悟と体力を持つ地図と磁石で針路を決められる技術を持つ者以外は危険な山」
とかですね、
「展望が開けてもすぐに樹林帯になってしまう(中略)・・・ただのきつい山だった・・・」
とかですね、さんざんな云われ方なのです。
なぜこのような云われ方になってしまうのか?
簡単に言うとルートが違うのですね。私が入山したのは『三ノ瀬』というところからなのですが、他の方々は『二瀬尾根』という秩父湖のある埼玉県側から入っているらしいのです。
この山のことを調べてみることで「なるほど北の登り口か南の登り口かでこの山に対する印象ががらりと変わるのか・・・」と実感しました。
さてさて、『前編』は道ロストなどしながらもようやく『東仙波(2003m)』に着いたというところまで書きましたが、それじゃあ「ここからあと少しか?」というと「そうでもない」のでした。なんと地図を見てみますと、徒歩ではここから2時間弱かかるとあります。
まあ単純に東仙波到着が11時半ころになるので、ここから全行程を歩いてしまうと山頂到着はギリギリリミット時刻の『1時頃』になる予定なのです!急がねば(汗)・・・。
とは言え、このように開けていて、本当に気持ちのよい場所もあるわけでして、なかなか快調に走ることができるのでした!
苔むした樹林帯では赤や黄色もしくは白いビニール紐の場合もあるのだが、それらが小さな『目印』となって頂上への道案内をしてくれるのです。
12:15「急がなければ・・・」という『はやる気持ち』を全面的に抑えて、それほど腹が減っていたわけではないのだが、カロリー補給しました。「何で今なの?!」という感じなのですが、このときが『今』だったのですねぇ(笑)・・・ということで、CLIF BARを味わいながら水で流し込むという『補給』をおこなったのでした。
補給で15分ほど費やしてそこから一気に山頂を目指しました。
山頂への目印がわかりにくいとのことだったので、その目印を見逃さないように注意深く登っていきました。
すると大分わかりやすい感じの大きめの看板が表れ、少々拍子抜けしてしまいました。
看板が示す方向に走っていくと、すぐに山頂が現れました。
三脚を忘れてきてしまったので、ちょうど良い高さの木が伐採してあり、その切り口にカメラを載せたらうまい具合にのっかってくれたのでセルフタイマーにして写真を撮りました。
いつものようにそんなことを2~3度繰り返し、山頂には10分もいませんでした。
往路の時は時間制限があって少々あせっていたので、あまりあちこち見ていなかったのですが、帰路はある程度ゆっくりと景色を楽しみながら走ることが出来ました。
今回は2度転倒をしました。
何気ない滑り止めのゴムが埋まっているところで躓き、もんどりうって転がったのと、鹿が入ってくるのを防ぐ防護網に足が引っかかってしまい、これもごろごろと転がってしまったのでした。
2度目の転倒は危うく左手の小指を挫きそうになってしまいました。
どちらも大事には至らなかったのですが、ちょっと注意すれば防げるようなしょーもない転倒だったのが残念でした。
この日帰りの山旅はトータルでみると、初めて登る山だったので緊張もしていましたが、それがかえってよかったのかもしれません。
最初、七ツ石尾根を下ってしまうという5kmほど大きな道迷いはしましたが、冷静に地図とコンパスを使って今自分がどこにいるのかを判断して将監峠まで戻ることが出来ましたし、思ったよりも道を示すピンクのテープがたくさんあって迷うことなく山頂にたどり着くことも出来ました。
晴れていて気持ちの良い天候だったのと思ったよりも富士山や雲取山などの展望もよかったのが、いちばんの救いだったかもしれません。もちろん渡し好みの荒涼としたワイルドな景色も云うまでもなく感動しました。
アップダウンがあったのと件の道迷いで往きは3時間10分ほど、帰りが1時間50分ほどでトータル5時間というまあまあのペースだったと思います。
そして帰りは登山口から23kmばかり車で戻った地元の『のめこい湯』という温泉に入り、疲れを癒しました。
2時台の温泉は本当に最高です!
まずは冷水でランニングでほてった足をアイシング・・・だいぶ長い間冷水を掛けていましたね。
それからゆったりと露天風呂に入って極楽です!おもわず「あ~・・・」という声を何度も出しちゃいました(笑)。
ただあまり長く入っていると、運転中に眠くなってしまうといけないので、ほどほどで切り上げて帰路に着きました。
最後になりますが(・・・ってどっかで聞いたことがある?)、50男をこんなに遊ばせていただき、うちのかみさんに本当に感謝です~!