皆さんこんにちは、戸井田です。
さて前回の続きです。
…が、長くなりそうなので勝手ながらここは『中編』と致します。
本栖湖のエイドを出る時に…。右手にカノッチ(撮影アキラさん)。
天子山地を走るに当たってかなりの気温差の中で走るためにPatagonia cap2(長袖)の上にMONTANE Spectra Smockを着用して山の中を夜間通して走りました。
それにしてもSpectra Smockは『汗をかきながら行動する』ということに関して使用するのに非常に適していると今回特に実感したのでした。
この素材であるeVentの『抜け(通気性)』の良さはこういった状況になって初めて実感するのです。それでいて、ある程度の防風性も兼ね備えていてトレイルランには最適だと思います。
ところで前回申し上げた『異変』のことですが、自分としてはそれほど寒くなかったのですが、おなかが冷えてきたのか、もしくは足がつらないように飲んだ薬の『コムレケア』の副作用(?)なのか、天子山地の後半くらいから腸にガスがたまってきた感じがしてきました。丁度昼に食べたものが消化してきて下におりて来た感触です。
前回最後にアップした写真を撮ってもらった30分後くらいからだと記憶しています。なので、そこから『麓(ふもと)』のエイドステーションに着くまでですから、トラロープで断崖のような急坂を降下したりしながら、かれこれ4時間くらいはガスが溜まりまくったままだったことになります。
ようやく麓のエイドステーションに着いてからまず最初にしたことが、何をおいてもトイレに駆け込んだことでした(笑)
すっきりしたところで、エイドに入り水を補給したり、味噌汁を頂いたりしていると、RODの応援チームとUTMFに出場しているタケさん、前編で「お世話になった」と書いたMさん、同じくSTYに出場しているワキさんと会うことができました。
そこではRODの皆さんが、おにぎりやいなりずし、カップめんなどを用意してくれていました。
わたしも少しおなかが減っていたので、おにぎりを一つともう一杯味噌汁をいただき、人心地が付きました。
タケさん、ワキさんが出発した後にわたしが出発したのですが、少し走ったらひどく寒いことに気が付いてPatagoniaのランパンの上にSHMW minimalist pantsというペラペラのナイロンパンツを穿きました。このパンツを穿いたおかげで少しずつ体が温まってくきました。
本栖湖にて…。「寒い!寒い!」と言いながらカップ麺をすするわたしといつも笑顔のMさん(撮影アキラさん)。
途中でタケさんとワキさんに追いつき三人で竜ヶ岳を越えて、本栖湖まで歩きました。
その間、やはり走らずに歩いたので体が冷えたのでしょうか?またもや腸がゴロゴロと音を立て始め、何十回もトイレに行きたい衝動に駆られましたが、なんとか本栖湖に到着し15分くらい待ってトイレに入ることができました。
非常に快調な排便でしたが、何度もトイレに行っているためお尻が擦れて痛くなっていました(泣)。
ただそれにもめげず、ここではカップ麺とおいなりさん、それとオロナミンCをいただきました。この普通の食事が完走ですることができた要因の一つだとわたしは思うのです。RODの応援チームの皆さんがいなければ、このような食事も摂ることができなかったと思います。何度言っても言い足りないほどです!
ホントにありがとうございました!
そして本栖湖を出てから鳴沢のエイドに着くまでの間にまたしてもロングトレイルならではの『異変』が…。
今度こそホントに後編に続く…。