皆さんこんにちは、戸井田です!
長編三部作をお読みいただいた方々、ありがとうございました!
長編とは言え、非常にかいつまんだ文章でところどころ間違った情報もあったことなども含めましてここにお礼とお詫びを申し上げておきます。
さて「これ以上何を書くの?」ということなのですが、装備や必携品に関して、今後の自分自身への『備忘録』として、また今後STY/UTMFに出場される方に向けて参考になればと思い、記しております。
個人的な(非常に個人的な・・・)感想ですので、あらゆる外的要因や内的要因によって変わってくるということもご了承ください。
まずは『装備』に関して使ってみてよかったと感じたものは下記の通りです。
①MONTANE SPECTR SMOCK(eVent)
襟越しも高く、フードもついているので山中で暑いとき、寒いときの気温差に非常にすばやく対応できました。またeVent素材は抜け(透湿性)が良く、トレイルランに最適な素材です。人によっては抜けが良すぎて「寒い」という声もありますが、わたしは天子山地を登るときに最初に着ていたCoca-Cola Tシャツが汗でビシャビシャに濡れてしまったため、基本的にSTY中ほとんどがPATAGONIA CAP2素材の長袖TSPECTR SMOCKのみでした。もし次回こういったロングレースに出るとしたら、わたしが選ぶのはGORE-TEXではなくeVentであると言えるでしょう。雪になったり、吹雪いたりという時はまた変わってくると思いますが・・・。
②FINETRACK パワーメッシュボクサーショーツ
一枚で穿いていたらスッケスケでもろ見えのボクサーショーツ(笑)。でもこれがスッゴく良かったんですよ~!わたしはこの生地の表面がザラザラしているので「もしかして股ズレしてしまうかも…」と半信半疑のままの使用でした。この上にPATAGONIA STRIDER PRO SHORTSを穿いたのですが、ショーツは汗で濡れているのにこのボクサーショーツは全くドライだったのです。しかも股ズレも全くなくて非常に快適でした。ロングディスタンスになればなるほど快適かもしれないと今後の使用に対する期待も大きいのです!
③INJINJI NUWOOL MINICREW SOCKS
わたしはけっこうな寒がりなので気温差が激しい今回のレースは『寒いとき』に合わせて選択しました。素材をクールマックスではなく、ウール素材を選んだのです。それが結果、非常に良かったのです。INJINNJIのこのソックスは足先までを適度に保温してくれました。それでいて気温が上昇しても足が暑くなったり、蒸れたりすることもありませんでした。また一度だけあやまって足を水溜りに突っ込んでしまいましたが、五本指だったので指同士の摩擦による肉刺(まめ)を防ぐことも出来たし、ウール素材は濡れても冷たくなりにくいので『保温』という意味ではよかったのだと思います。
④OMM Ultra15 Marathon Pack
こちらに関しては最初UDのSJ Packを使おうと思っていたのですが、わたしの荷物が多いのか、レギュレーションどおりにパッキングすると全く入りきらず、いつもトレイルランに使っているこのバックパックを使うことにしました。以前も何回かMMAのブログに掲載していますが、これがなかなか使いやすいのです。写真に写っているウエストベルトの右側がストレッチのメッシュポケットになっているのでジェルなどを入れており、左側がジッパーのポケットになっているのでスマートフォンやら薬やらちょっと落としては困るものを入れていました。その左右のポケットの違いがとても使いやすい原因です。ただこのウエストベルトのおかげで走っているとTシャツがずり上がってきて気がつくとおなかが出てしまっている(笑)ということもあり、一長一短でした。このパックにはUltra12というひと回り小さいパックもあり、そっちでも良かったと思います。ただ容量が3L違うだけで見た目ほとんど変わらない(色も同じ)パックは二個いるかと言われたらいらないのです~(笑)。
⑤NEW BALANCE MT1210
WIDTHは2Eで購入し、トゥボックスも広めでソールも適度に厚く(8mmドロップ)、なかなかこのレースに適したモデルではないかと思っていたのですが、いまひとつフィット感が無いまま、使用していました。そのため紐を締めすぎたためか、レース後半に徐々に左足の甲が圧迫される感じになってきてレース後は少し赤くなって腫れていました。要因は締めすぎのほかもう一つ考えられ、それはシューレースが足首側まで迫ってきているのに対してシュータンが短いため、バランスがよくないのも上げられると思います。着地のショックの吸収性に関しては十分だと思うのでシューレースを一番上まで締めずにもう一度使ってみようかと考えています。
⑥SOURCE HYDRATION(画像なし)
わたしは特にトレイルランのときに関しては「飲みたいときに水がない!」という思いだけはしたくないと常々思っています。今回のSTYに関しても何を差し置いてもエイドごとに『給水』だけは必ず忘れずおこなっていました。そしてこのSOURCEのハイドレーションが今まで使ったどのハイドレーションよりも「水本来の味が損なわれない!」と言っても過言ではないのです。ハイドレーションに電解質飲料などではなく、『水』を入れるのであれば、SOURCEをお勧めします。
そんなこんなでもうSTYから一ヶ月が経とうとしていますが、自分でも忘れないようにこの記事を書いています。
次回は、また別の視点からSTYを振り返ってみたいと思います。