羊蹄山での事故から2週間後、ケガの抜糸直後で痛みが残る中ロンドンへと飛んだ。滞在期間中、時差ぼけで早朝に目が覚める事で朝ランを満喫しながらロンドン巡りをした。ロンドンの中心部はほどよい広さで8km〜10km程度の朝ランで様々な場所に行く事ができる。さらに、同じ場所でも天気によって見せる表情が異なる。いい汗をかきながら、街を散策する。朝ラン×街ランで朝の時間を有効に使う事が出来た。
ロンドンは15年ぶり、ちょうど人生の半分昔に訪れて以来だったが、前回は2日しか滞在しなかったので土地勘も全くない。朝に街を走ることで道を覚えて土地勘を養う。滞在していたホテルの周辺についてすぐに把握できた意義は非常に大きい。2日目、3日目と行き先の距離を伸ばしながらテムズ川の河畔やピカデリーサーカスまで足を運ぶ。週末には人でごった返すピカデリーサーカスやリージェンツストリートの界隈も朝には全く人がいない。朝の街を独り占めすることができる。そんな街中でもAppleストアには朝から人だかりできているのは東京と変わらない。歴史的建物と新しい建物、公園や広場が入り組んでいるロンドンの街はちょっとした距離のルートの中で色々なものを見る事ができる。
ロンドンではハイドパークやリージェンツパークなどの公園や、テムズ川沿いを走るランナーの数も多い。通勤ラッシュに沸く地下鉄駅から地上に出た人混みをかきわけて通勤すると思しきランナーも多数行き交う。チェーン店のランニングショップRunners needもあちこちにある。ランニング文化が定着していて実に走りやすい。
知らない街を旅したとき、朝のちょっとした時間を使って走って街を観察するのもいいだろう。
朝焼けに染まるロンドンアイとビッグベン
公園の木立に差す朝の光
制作中のインスタレーション
朝もやのハイドパーク
朝もやのリージェンツパークに昇る朝日