随分と久々の更新。6月の初旬の土曜日に秋田に行く用事があったので、ついでにその翌日に白神山地の十二湖へと足を延ばして来た。秋田から青森へと向かう五能線の快速列車リゾートしらかみ号に揺られて2時間半、青森県に入ってすぐのところに十二湖駅がある。この駅を起点として十二湖エリアや温浴/食事/宿泊施設のアオーネを周回できるロードとトレイルがいい按配のコースがある。十二湖エリアの主要な見所の間はトレイルでつながれており、アップダウンも厳しくないため快適に走ることができる。観光客は多いが、トレイルまで入ってくる人は多くない。
リゾートしらかみ号は全車指定席かつ十二湖駅では指定券が買えない、またその他の列車も本数が少ないため、列車の時間とコースを回るペースについてはしっかり検討する必要がある。ただし、列車に合わせて路線バスも走っているためちゃんと時間を把握しておけば問題ないだろう。今回は不案内な土地で山にも最近行ってなかったので十二湖だけのお手軽なコースにとどめたが、白神岳等の近くの山を回るというコースを取ることも可能である。
東京から秋田方面はなかなか容易く行ける場所ではないが、十二湖に点在するいくつもの美しい池、世界遺産にも指定されているブナの原生林、どこまでも広がる日本海、ここでしか見れない絶景が広がっている。偶然にも秋田市では秋田各地のお祭りが集結するお祭りをやっていて、ほんの所用のつもりが思いがけず楽しいトレイル旅となった。
五能線で最も日本海が美しく見えるポイント。景色を見せるために列車は徐行する。この景色の駅間だけ観光バスから列車に乗り換える団体ツアー客もいた。
十二湖最大の見所、青池。青いインクをこぼしたような、という解説文を誇張表現と思っていたが、実際どこまでも深い青色をしていた。北海道の「青い池」よりもこちらの方がはるかに青い。
日本キャニオン。何がキャニオンなのかはわからないが、むき出しの岩肌が広がる。
偶然、秋田市では秋田各地のお祭り(竿燈、ねぶた、なまはげ、、、)が一同に会してパレードを行うお祭りの最中であった。