6月最初の週末、札幌に行く予定があり、せっかくなのでと新千歳空港から支笏湖を経由して恵庭岳に登ってきた。今回は翌日の予定が第一のため、さくっとで比較的軽めのところ、そして不便でない場所、ということで頂上から支笏湖の眺めが良さそうな恵庭岳に行く事にした。梅雨がない北海道でまさかの雨予報となり、しかも気温が最高13℃で寒いとあり、行く前から本当に山に行くかどうしようという気分になる。天気予報を見てから出掛けるかの最終判断可能な関東近辺と違い、北海道の場合は入れた予定で行動せざるを得ない。もし山に登るのが厳しいなら空いた時間で麦酒とグルメ三昧するだけである。
新千歳空港に9時半過ぎに到着の時点ではまだ雲の多い晴れ、という感じの空模様で11時過ぎに支笏湖に着いてもまだ恵庭岳の頂上まではっきりと見えていて早く登って早く下りれば何とかなりそうに見えた。天候的にも、温泉の日帰り入浴が15時までということからも速やかに行動する必要があった。登山口から砂防ダムの工事しているところを抜けて登っていく。道は登り始めこそ倒木や下草があったが、ピンクテープがしっかりと張られているので分かりやすい。ロープが張られた上下別の道となる急登を過ぎると第一見晴台に到着、頂上付近は見えているものの支笏湖方面は雲で全く見えなかった。この先の第二見晴台の方から視界を遮る雲が流れてきていたので行ったとしても眺望は期待できそうな感じがしない。と考えている間に頂上も雲につつまれ視界が悪くなる。晴れていれば絶景の山を視界が悪い中進んでもいまいちと思い引き返すことにした。下山途中から雨が降り始めたが何とかレインウェアを使わずに済む程度の降り方だった。
下山後は登山口近くの丸駒温泉で暖まる。日帰り入浴が15時までに対し、下山が14時過ぎと、ほぼほぼ予定通りの3時間行動である。ここの温泉は支笏湖の水を引き入れている露天風呂は湖と水位が同じ、というのが売りである。この時期、雪解けの後なので水位が高いのかと思いきや低めだったということで湖との一体感はさほど感じられず普通の温泉よりは随分とアウトドアな温泉という程度の印象。如何せん雨が降る中ではせっかくの野天風呂も満喫できず。結局、この日はこのまま夜まで雨が降り続く天気となったため、他の寄り道はせず札幌へ移動してホテルにチェックインした。別便で夕方にやってきた友人と合流しすすきのの「だるま」本店で1時間ほど並んでジンギスカンを食す。翌日、山に登ってた事に若干あきれられるが、登っても影響出ない程度の山というところでチョイスしているし、北海道までそう頻繁に来れるものでもないし、行ける時に行っておいてよかった。ただ天気だけは残念。
倒木と下草がワイルドな北海道らしいトレイル
第一見晴台直下の急登
下山を決めた時に雲の切れ間から一瞬見えた支笏湖。晴れてれば壮大な景色が広がっているようだが。。。