昨年は前哨戦の雁坂峠越え秩父往還で敗退したので見送ってたが、今年は昨年よりも走れているので行けるだろうとの見込み参加だった。
が、結果は第一関門でリタイア敗退。
タイトルの通りmuddy mountain anniversary:泥山周年、何の周年かというと、自分の35歳の誕生日。なめたことを言うならば、自分が出る大会はことごとく晴れて暑さに悩まされることはあっても雨に降られたことはほとんどないので今回も余裕と思ってたし3,4日前の天気予報は関東雨でも北陸は晴れだった。台風接近とともに予報も変わり、実際は雨の1日となった。
昨年の雁坂の教訓も含め、雨の日にトレラン大会をやるのも走るのもいかがなものかとは思うが、いざわずかな晴れの可能性を信じてやってきたスタートラインでは今さら止めるとも言えず出走となる。
雨の山の中、視界も悪いし、地元の方がこの大会のために切り開いていただいた山道も雨では泥々となってしまう。第一関門か第二関門でリタイアという既に弱気な予定で走っていたが、途中で雨が上がりもしかしてもしかすると、と思う。
しかしながら雨が止んでも湿気を含んだ下りトレイルは雁坂のデジャブの泥スキー状態。第一の難所の富士写ヶ岳の下りで手こずり、関門手前のエイドについたのは関門締切35分前。関門までの5km弱はちゃんと走れば十分に間に合うので何とか関門4分前に到着した。
ここで迷うことなくリタイアを宣言。ちょうど雨がまた強く降りだしたタイミングでもあり判断は間違っていないと思う。レースはレース、競技だから行けるところまで、できることを全てやるという考えもある。が、僕は楽しめない天気で無理してまで走ろうとは思わない。
四捨五入して40歳になる誕生日は雨にやられ泥まみれの1日となったが、それでも、DNSせず出走したことで山中温泉トレイルの絶景を少しは堪能できてよかった。
スタート前 第一エイドでそのままリタイア収容車へ。ビニールがシートに敷かれ泥だらけのランンナーを運ぶ準備は万端
富士写ヶ岳の頂上から、山々と日本海まで見渡す
山中温泉最大の観光ポイント鶴仙渓。ちゃんと関門をクリアしていけばコース最終盤に通る