先週に引き続きの山行きで今度は丹沢を大倉から塔ノ岳へと登り、丹沢山、丹沢三峰を経て宮ヶ瀬湖まで縦走した。最後は宮ヶ瀬湖でイルミネーションを見て帰った。先週からの流れもあり、東京都最高峰の次は神奈川最高峰へ、ということで蛭ヶ岳を通るのが当初計画だったが、積雪と丹沢山到着時刻を見て断念し少々短めのルートに変更した。塔ノ岳手前の金冷シあたりから雪があり、丹沢山へと向かう主脈の尾根は南斜面は融けているけど北斜面は凍結という状況だった。しかも稜線上は冷たい風が強く吹いていたので頂上に長居できる状況ではなかった。
丹沢山から先もルートの1/3くらいには積雪があり、しかも凍っている部分もあったのでスノースパイクを装着して進む事にした。積雪のある部分と融けた部分が交互に繰り返す状況でその都度着脱をできるものでもないので、標高が下がり雪がほぼなくなるまでは装着した。三峰というだけあってどのピークも巻かずにしっかりと頂上を通るためアップダウンがかなりある。三峰の最後となる本間の頭から急坂を下っていくと南の巻き道を通る部分が出てくる。ここまでの雪があって風も吹いている冬のトレイルから雰囲気は打って変わる。落葉した森に日が差し込む秋のトレイルという感じで、別の季節になったかのようである。それでも、雪が残った下りの木段は非常に滑りやすく、しかも場所によっては切れ落ちた崖なので気を使ったが。途中からゴールの宮ヶ瀬湖が視界に見えてくるともうひと頑張りという気持ちになる。
宮ヶ瀬湖には15時過ぎに着いたが、湖畔をうろうろしつつ、旅館みはるで入浴している間に17時のイルミネーションの点灯時間になる。ライトアップされたクリスマスツリーが最大の見所である。家族連れやカップルで賑わっていた。都内のイルミネーションと比べると飾り付けものが多く随分派手な感じである。ロードを走るという気もすっかりなくなっていたので本厚木までバスで戻る。今回、予定を変えずに蛭ヶ岳まで行けたのかどうかは何とも言えないが、雪は間違いなく多かっただろうし、コースタイム的にもより時間がかかる。日没に余裕を持って下山した今回のルートで正解だったと思う。ライトも電池も持ってはいるが、使うことを前提にするものではない。1000m以上の山はこれから春までいつ雪があってもおかしくない、ということを念頭に次の計画を立てようと思う。
尾根の南側は雪なし、北側は雪あり
雪が残っている下りは非常に滑りやすい
落ち葉に埋もれ、しかも雪も残っている木桟
山の上と違い湖畔の天気は穏やか