今年の夏は暑い。とにかく暑い。言われなくても誰もが思っているだろうが。熊谷では観測史上最高の気温が出たとか。半年前、1月22日にかなりの雪が降ってから1週間マイナスの気温が続いたし、何十年かぶりの低温という話もあったがもはや遠い昔、先日は1週間続く35℃超えである。熱中症が何人というニュースが毎日の様に流れる。夜会社から帰る時にも温度が下がっておらずサウナのような蒸した空気である。こんな日はエアコンの効いた室内で過ごしたい。空調の専門家としてやるべきと考えるのは、カーテンやブラインドをで日射を防ぎつつ照明やコンセントをなるべく切って使わない事、ただそれだけである。省エネにできるかは冷却と発熱のバランスで決まる。だから発熱するものをなくせばよい。家の中の発熱とは、人と照明コンセント、窓からの日射、調理等の家事が主であるが、これらは室温が何度でもそう変わらない。エアコンの設定温度を上げる事よりも、発熱を無くす方がはるかに効果が大きい。
さて、こんな暑い夏にこそ朝ランがおすすめである。日が高くなる前の朝の時間であればまだ気温も上がっていない。炎天下走ると汗もかくし何より熱中症のリスクが避けて通れない。朝であればそのリスクも下がるし夜と違って景色を眺める事ができる。そして、何よりも朝の街は人通りも少なく静かな街を独り占めできる。先日出張で大阪に泊まった時に大阪城付近を朝走ってみた。風がなく水鏡となった堀や、川に昇る朝日、緑地帯が気持ち良い。知らない街を自分の足で走ることで土地勘も一気に把握できる。当然自分の街でも少しコースを変えて普段行かない道に行ってみれば新たな発見がある。走ってから冷たい水シャワーを浴びて仕事に向かえば眠気もなく仕事もはかどる。土日だって早く出掛けて昼前に行動終了すれば一日を有効に使える。
いつまでこの暑さが続くのかわからないが、涼しい高い山に行く時間が取れない人は早起きして走りましょう。
朝焼け