withコロナの時代に入り1年以上が経ち、二度の緊急事態宣言や相変わらずの自粛、テレワークがそれなりにあるという生活、まだまだ終わりは見えない。最近の満開の桜を見るとまた春が来た、という感じである。山行きは感染拡大防止の観点から自粛すべきであるアクティビティとは思わないけれど、県をまたぐ移動を伴うし、温泉入浴等の付帯する部分でのリスクがあることも事実なので場所や方法は考える必要がある。
9月に立山に行って以降も今年初めの緊急事態宣言発出までは、都民がGo Toキャンペーンの対象となっていた時期も含め、問題なく出掛けられていたので神戸の摩耶山や、福島の吾妻連峰の一切経山、山梨の瑞牆山などに行った。摩耶山であれば新神戸駅から直接アプローチ出来るし、他の山も新幹線や特急を降りたらレンタカーで山の入り口へ移動という状況である。奥多摩や丹沢ではそれなりの密は避けられないが、東京から100km圏より外であれば人の数は減る。いずれも現地での正味時間として3時間〜5時間程度で極力コンパクトに行動した。行動時間が短い方がアクシデントのリスクも小さくなる。また、山で汗をかいた後の温泉も断念し、ホテルのユニットバスで済ませた。
結局今年に入ってからはまたの緊急事態宣言もあり、なかなか大手を振るって出掛けるのは難しい状況である。明けたとはいえ、リスクが減ったわけではなく、出歩く人が増えればリスクは増えるので、しばらくは動きづらい。リモートで日常のかなりの部分は済む世の中であるが、山行きの代替は難しい。あと2、3年経って、「新型コロナウイルス」という概念が完全に消え去り、インフルエンザと同じ扱いになるまではこの状況が続くのだろうか。様々な制約は止むを得ないが時期と行先、方法に配慮しながら出かけることが続いていくのだろう。
一切経山ー五色沼と遠くには飯豊連峰や月山、鳥海山など東北の山々を一望