前十字靭帯断裂のケガをしてから1ヶ月が経ち、ようやく松葉杖無しで歩けるようになった。膝の可動域もかなり改善してきてはいるが、完全に足を曲げることは出来ないし、階段などを歩くと痛みが走ることがある。完全に片足歩行の松葉杖から、両足歩行の松葉杖、片方松葉杖の歩行と、週ごとに改善してきてようやく、というところである。少しずつ回復を実感できるのはうれしい。スポーツをしないのであれば、靭帯再建手術をせずこのまま、という選択肢もあるようだが、いずれにしても今後のことを考えると最短で手術をして元の生活に完全に戻ることを目指していきたい。
リハビリのメニューとしては膝可動域改善のトレーニングとして受傷した側で膝の曲げ伸ばしとタオル潰しから始まり、仰向け状態での尻の上げ下ろしやスクワットなどハムストリングの脚力改善の運動を行っている。筋力測定として、レッグエクステンションとレッグカールのようなマシンを使い、大腿四頭筋とハムストリングの筋力から、受傷側と健全側の比較や体重比の脚力(WBI)、大腿部の前後の筋力比などを測った。手術後もこの測定を行いながら、ジョギング開始したりの目安とするようだ。
リハビリも兼ねてのウォーキングも行えるようになり、多摩川で夕日を眺めたりもできるようになった。ジョギングしようとしてみると2、3歩でこれ以上やるとまずいという嫌な感じがするので焦らず脚力のトレーニングが必要と思う。そして手術をしてしまうと、今ようやく歩けるようになったのが振出しに戻ってからのリハビリとなる。手術前に極力筋力も鍛えておくことで、手術後の回復が早くなるようだ。
コロナの感染がまた増えてきているが、手術6週以内に感染があった場合はリスケということなので、絶対に感染するわけには行かない。もし感染すると、リスケで秋以降となり、回復がそれだけ遅れる。オミクロン株以降、世間では既に重症化することはないから罹っても良いという空気であるが、医療機関はコロナ患者が増えるとコロナ以外の対応が止まってしまう。手術までまだ1ヶ月くらいあるところ、せっかく歩けるようになったけどコロナで出歩くのは控えるべき状態である。色々と不自由ではあるが、出来なくなったことを悲しむのではなく、出来るようになったことを喜べる日が来ると信じてリハビリをしていこうと思う。