コロナの第7波が蔓延しつつも3年ぶりに制限無しの夏休みとして多くの人が帰省や旅行に出かけるお盆シーズン、前十字靭帯再建手術のために入院をしている。手術してから半年〜8ヶ月のリハビリが必要になるので、春先までは山へ行くことも、走ることもできないだろう。怪我をしてからここまで2ヶ月かかったが、ようやく復活に向けたスタートラインに辿り着いたとも言える。
1週間くらい前に横浜マリノスの宮市選手が前十字靭帯の手術を行い、試合復帰までの様子をブログに書いていくようだ。既に両膝とも一度手術をしていて、再手術からの復帰を目指すプロサッカー選手と、自分ではケガのレベルも目指すフィールドも全然違うが、同じ怪我と戦っている人がいることは共感を感じるし、刺激になる。
https://lineblog.me/ryomiyaichi/
宮市選手が先月のサッカー日本代表の中国戦に出場していたのを見た時には、日本でプレーしているとも知らなかったので、まずびっくりした。日本代表の中心選手というと本田・香川の世代から久保まで飛んでしまう感があり、30歳前後の世代には一般的な知名度も高く華のあるスター選手というのが見当たらないが、宮市がこの世代の選手である。10年以上前に高卒でイングランドのアーセナルに入団し、今頃の日本代表の中心選手として活躍しているだろうと思われていたところが、まさに前十字靭帯の断裂と手術を繰り返し、満身創痍ながら日本代表に戻ってきたのが先日の試合だった。怪我との戦いの20代の最後に戻って来たのか、と思ったのも束の間の日韓戦、負傷交代で表彰式にも出れなかったというニュースを見て、前十字靭帯でないといいなと思いつつ嫌な予感しかなかったがやっぱりという状況だった。再断裂という絶望的な現実に一時は現役引退すら考えたところからの再起を目指していくようで、復活を遂げた後にはぜひ応援しに行こうかと思う。
まずは自分の手術が無事に終わることを祈りたい。手術終了してようやく、復活に向けたスタートを切ることができる。