先日、シカゴとニューヨークに行く機会があった。シカゴに行くのは20年ちょっとぶり、2003年の夏に初めての海外旅行で訪れて以来のことである。アメリカ自体もコロナがあったりで、10年ぶりである。前回は夏だったが、今回は真冬で、大寒波の直後であったため、到着した日は身も凍るような寒さだった。−20℃くらいなのか、手袋を脱いでスマホで写真を撮ろうとすると瞬く間に手が凍り付くような感覚になる。外を10分も歩けば暖房の入った空間に避難しないと凍えてしまう厳しい気候である。最高気温が10℃以上あった東京との気温差が激しい。
流石に、この寒さだと外を走るのも厳しいが、到着3日目以降に最高気温が0度近くまで上がり、ようやく街ランが可能な気温となった。最終日にシカゴでのミッションから解放されてようやく気持ちの余裕が出来たため、街の中心部の南側、シカゴ美術館から、北側のジョンハンコックセンター近くの湖岸まで、街歩きならぬ街走りをした。意外と走ると体も温まり、寒さは気にならなかった。シカゴのダウンタウンは超高層ビルが立ち並んでる地区はシカゴ川を挟んで南北4kmくらいのエリアである。治安の悪い街ということで有名であるが、中心部付近の日中であれば通常の注意をしていれば、それほどでもない。
ホテルは街一番の目抜通りであるマグニフィセントマイル近辺だったので、まずは南下してループ地区を通りながらシカゴ美術館を目指し、その後湖岸に沿って北上、その後マグニフィセントマイルを北上し、ミシガン湖の湖岸ビーチまで行って戻るというコースでダウンタウンの名所を一通り巡り、約10キロほどだった。霧の中で、快晴の天気とはいかなかったが、東京でいえば丸の内と銀座、日比谷公園、お台場を同時に回るようなコースを、走ることで手短に回ることができた。海外の街を走って回ることも、その街を訪れた際の楽しみの一つと言えるだろう。
ビルの谷間を走るループ地区の高架鉄道
ダウンタウンの街
凍結したシカゴ川
ミシガン湖の湖岸
レイクショアドライブ
湖岸の公園、超高層ビルの立ち並ぶエリアと徒歩10分と離れていない
DSC_6254湖岸の流氷?凍結した湖の氷が岸に漂着