コロナ以降、日帰り入浴施設の閉鎖が相次いでいる。箱根湯本弥次喜多の湯や東海大学前のさざんか、八王子ふろっぴいが山帰りにヘビーユースしていたところだった。特に箱根弥次喜多は、表通りの看板が出ているままに、更地となっていて閉業に気づいた時の衝撃は大きかった。そんな中、やや高めではあるが、伊豆方面に行った時に重宝しそうな施設を熱海で見つけた。熱海のスパfuuaである。週末の昼間の料金は3500円程度なので相当高額の部類に入るが、17時以降であれば2700円程度となる。タオル、館内着もついているため、高いなりのサービスはある。
この施設の特徴は、海と水面が一体化するようなインフィニティ露天風呂と、館内に多数あるくつろぎのラウンジスペースである。露天風呂以外の内湯やサウナからも展望が楽しめる。風呂に入ってラウンジでくつろぎ、また風呂に入るということで長時間過ごすことができる。ただ風呂に入って終わり、という施設と比べると滞在時間が長い分、料金に対する満足感はある。時間も夜10時までやっており、駅送迎バスが営業終了後まである。夜8時くらいで公共交通機関派は終わりという施設が多いので、熱海から帰れさえすれば遅い時間までいることもできる、新幹線使えばかなり早いし、東海道線でも横浜まで75分くらいである。熱海駅からは送迎バスで10分程度である。
修善寺など三島方面に行った帰りや、箱根から熱海に抜けるなどのルートが、ここを山帰りに利用する際のケースだろうか。当然のことながら、山行きと関係なく使うにも、十分満足できる場所である。手頃な日帰り入浴施設が限られる中で、重宝していきたい。
なお、所用により今年の金沢マラソンは現地入りすらできずDNSしてしまったので、また次、大会は春だろうか。