ちょっと前になるが、スポーツの観戦について、話題を2つほど。
まずはバスケの試合を見に、群馬は太田市まで行った。Bリーグはスポーツニュース等で取り上げられる時間は短いが、共催ではあるがワールドカップを開催したり、全国各地に新しいアリーナが続々と建設されたりと、それなりに盛り上がっている。群馬クレインサンダースがホームとする、オープンハウスアリーナ太田はBリーグのアリーナの中でも最新のものである。今回、建物見学もかねて試合のチケットを取ろうとしたが、ファンクラブに入っている訳でもないので、全然空きがなく、立ち席ならなんとか手に入るという状況のため、やや諦めていたが、偶然にもリセールで最前列から5、6列目の席に空きがあった。しかもかなりリーズナブルな値段で入手できた。
北千住から特急に乗ること約1時間で太田市に着く。駅前から観客向けの送迎バスで会場のオープンハウスアリーナ太田に向かう。念の為ホームカラーである黄色いTシャツ(いつだったかの金沢マラソンの参加賞)を着ていったが、入場する際にユニフォームのタンクトップを配っていたので特に問題なかった。会場の中はホームチームのカラーの黄色一色だった。試合は順当に地元のサンダースが勝ったので、帰りが荒れることもなかった。フリースローなどかなり至近距離で見ることが出来たのでよかった。また、NBAで活躍する八村塁の弟が群馬の選手として出ていたりもした。ダンクなど派手なゴールが決まると炎が出る演出があるなど、エンターテイメントとして非常にショーアップされているのが印象に残った。
続いて東京マラソンの観戦について、といっても今回はゴール付近でトップの選手のゴールのみ眺めた。東京駅近くにたまたま宿泊していたため、ホテルの部屋でテレビを眺めながら、頃合いを見て現地へと移動した。皇居前広場がゴールになってから現地で見るのは初めてだったので、どこで見れば良いかも分からずだったが、結局ゴールに最も近い場所として人がごった返す丸の内仲通りで見ることにした。何台か車いすの選手が通り過ぎた後、1位のタケレが悠々と目の前を通過していった。その後程なくして2位の選手も通過したが、いずれも足取りが軽やかで42km走ってきた感じがせず、もう1周走れるのではというほどの余裕感があった。その後20分くらい留まり、日本人トップの選手や、女子トップの選手の通過を見てから帰った。5位以降くらいの選手の方が、全力を出し切った感が出ているような印象を受けた。トップの選手に食らいつこうとしてもついていけなかった結果、外から見ても一杯一杯な感じが分かるような状況なのだろうか。追い込むよりも自分のペースで走る方が気持ち良く走れるということだろうか。
マラソンは沿道の観衆の数はすごいが、公道で通過が一瞬ということもあり、観客は無料である。マネタイズの仕組みが放映権と参加者からの参加料になるが、エンターテイメントとして盛り上がるバスケの試合を見た2週くらい後だったからこそ尚更マネタイズについて工夫があってもよいのではと思うところであった。チケットを購入して見るスポーツとの違いで、そんなことをすれば非難轟々なのはもちろん分かるが、PPVなどあるとは思う。東京駅周りの人での多さを見て思うところであった。