中国の話を書き上げられないまま、ハワイ遠征に来てしまい、焦っております。あわわー。早く書かねば。。。ということで下記が中国でのエトセトラです。
幼いころからどこにあるのだろうかと疑問に思っていた、お菓子でおなじみタケノコの里が、中国にあった。
中国滞在2日目はコースの下見へ。まずはスタート地点の旧市街を訪れ、城壁の見学と現地メディアによる撮影。歴史的な建造物の上を走り、テンションが上がったところで、いよいよ山に向かう。
旧市街を離れ、車で10分ほど走ると竹林に分け入ることに。徐々に高度を上げつつ、行けども行けどもあたりは竹、竹、竹。そして時折、おじさん。タケノコを掘っているようで、ところどころでタケノコハンターを見かける。かなりの数が掘られていたが、それでもタケノコは至るところから突き出ていた。
後々知ることになるが、コースとなったトレイルにもタケノコが生えていた。そこかしこでニョキニョキと顔を出していて、道を塞ぐトラップのよう。それが中国っぽさを醸していて、避けるのが楽しかったのです。
さらに山道を進み、曲がりくねった隘路をひた走る。その間にもタケノコの皮が散らばっていたり、道ばたに剥き立てのタケノコが並んでいたり。そして、エイドステーションのある山奥の集落に到着。ここにはタケノコハンターたちが住んでいた。
タケノコはこの時期の主な収穫物のようで、ちょっとしたスペースに所狭しと干されている。というか、タケノコしかない。徒歩1〜2時間はかかりそうな竹林まで収穫しに行って、重いタケノコを抱えて帰ってくる。重量+アップダウンが日々の生活なのだから、トレイルを走れば相当な速さなのでは。石川さん、碓井さんたちとそんな会話を繰り広げる。
タケノコの里はトレイルランナーの里なのかもしれない。収穫してバックパックに詰めて運べば、ステージレースのトレーニングにいいなあ、などと妙なことを考えつつ帰路に就いた。