Vibram Hong Kong 100 Ultra Trail Race
4ヶ月ぶりのレースの結果は、CP6(Gilwell Camp)65km地点にてリタイア。
序盤から体が動かず、また一週間前に脹脛の上部に軽い肉離れを起してしまい、結果的にはそれが引き金となり、先の大会を考え冷静に判断して棄権しました(帰国後、やはり肉離れの診断)。
応援頂いた皆さま、またいつもサポート頂いている方々にこのような残念な結果報告となってしまい申し訳ありません。
今お世話になっている内田治療院の勝間先生とも出発前、 “どこを本命とするのか、体からのシグナルに敏感に、くれぐれも無理強いはしない”そういった約束をしていました。再び重故障者リスト入りするのは懲り懲りでした。
足底の痛みを気にせず走り出せたのが12月の半ば、当初はとにかくスタートラインに立つことだけを念頭に置いて体作りをスタート。しかし仲間との会話の中からやっぱりそれでは満足できないと自分の気持ちに正直に向き合い、そこから年末年始を含んだ3週間は付け焼き刃と分かりつつも激しくトレーニングを積みました。今回結果的には悔しいものとなりましたが、この大会に向けて短期間ではあったものの、今までになくフォーカスできていた過程は必ずこの先に繋がるはずと。非常に固いと言われていたトレイルレイアウトにも対応できていたように思え、組み立て内容も間違っていなかったはず。そして何より世界のトップ~セカンドレイヤーの選手達の走りを序盤だけでしたが体感できたことが一番の刺激でした。世界は広くそしてエキサイティング! 帰国後は悔しさよりも興奮が勝っていて、今やる気に満ちています。トレイルを走るって、ほんと文句なしに最高に気持ちいいですね!その感覚を思い出せただけでも今回は儲けもんです。
とにかくまたここから一歩づつ積み上げていくのみ。
この経験(レース内容は本当に悔しい)を次に必ず繋げたいと思います!
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香港は、都市とトレイルがコンパクトに納まっていて、摩天楼から一山越えると、(イメージ的には箱根や伊豆のような)気持ちのいいトレイル稜線や海岸線へと繋がっており、想像していた以上にとても素晴らしい体験ができました。またトレイルランニング文化も日本よりも成熟している、ボランティアの方々も慣れているように感じました。応援は非常に賑やかで、ゼッケンの国旗を見て、その国の言葉で応援してくれたり、エイドも約10km毎にあり、到着するなり子供たちが集まってきてサポートしてくれます。ホスピタリティが本当に嬉しかったです。また固いとか、舗装路が多いという情報が耳に入ってましたが、実際は気持ちよく走れるトレイル率が高く、そして眺望が良かったという印象が強く残っています。階段多めは聞くところによると香港のトレイル文化の産物でしょうか?ボーナス負荷と考えれば問題なしです(笑。気候も香港は湿気が高い印象がありましたが、この時期は走るにはちょうど良い気温で湿度も快適でした!
そして今回サポート頂いた、Chiakiさん&Chrisさん夫婦にはどう表現していいのかわからないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。妹家族と一緒の旅だったのですが、香港滞在中は何から何までお世話になり、おかげでレース以外も大満喫でした!本当にありがとうございました。謝謝
(ちなみに日本のアドベンチャーレース界にも精通していて、田中正人さん、駒井さん、佐藤佳幸さん、白戸太朗さん達と同じチームだった過去もある、凄いご夫婦なんです!)
香港トレイルからの景色、グルメ、走るのに適した気温、そして大会を通じて世界や香港に住む方々との出会いと繋がり、今回のトレイルランニングトリップは間違いなく星三つ(満点)でした! 嗚呼ほんと楽しかったなぁ、また必ず行くぞ香港!(今度は1週間くらい取って)
最後に、香港在住のChiakiさんを紹介して頂いた、すぽるちばのそーけんさんに感謝です!