UTMBの応援ならびにサポートありがとうございました。(既にFBでは上げましたが)3年ぶりの挑戦の結果はARNUBA(94.5km地点)にて血尿が出てしまい、その瞬間動揺し、怪我など外傷ではなく体の内からのシグナルだったので、身の危険を感じてOUTしました。UTMBという旅は完結させられませんでした。
このような残念な結果報告となってしまい、レースを自ら絶った瞬間、頭の中が真っ白になり空虚感に襲われましたが、一晩寝て~そして帰国の途につく際には、渡航前よりもエネルギーに満ち溢れている自分がいます。
それは、コースや選手層など世界の壁の高さを肌で感じ、またヨーロッパ一のウルトラトレイル大会、(現状はおそらく世界一だと思いますが)のオーガナイズ力(運営力)や、シャモニーという街自体の山岳スポーツ文化の裾野の広さや歴史などを知ることができて自分自身とても実り多き旅となったからです。
深夜問わず各ポイントでの本当に賑やかな応援、ボランティア・スタッフ皆さん自身がお祭を一緒に楽しみながらの厚いホスピタリティ、シャモニーの街全体が世界各国から訪れる選手家族、そしてこの大会自体を温かく受け入れてくれている感じが本当に素晴らしかったです。
参加選手の“人としての徳の高さ”も感じました。コースミスしたり、転倒したり、体調不良でストップしたりしていると、ほとんどの選手が(言葉の異なる選手同士)声をかけあって助け合う姿が見られました。野本さん(UTMF2014の7位)から聞いた話だと、女子優勝のローリーはゴミを拾いながら進んでいたそうです。
どれをとってもUTMBという大会は素晴らしかったです。
そんな大会にまた参加できたことに感謝しています。
そして今回も宿題を沢山もらっちゃいました。
UTMBが全てとは思っていませんが、挑戦する壁は高い方が断然面白い!
UTMB最高の舞台、高い壁!
UTMB来年また!