過去の記憶からハセツネは日曜スタートだと思い込んでいて、疑うことなく前々日を向かえ、土曜は午前中に準備して午後は気分転換に映画でも見ようかと深夜に調べていたら、どなたかのハセツネ投稿を見て土曜スタートだとそこで初めて気がつき、ハッとしてゾッとしました・・・。危うく日曜13時に1人ハセツネするところでした、、思い込みって本当に怖いですね。(あやうく昨年のVibram香港100と同じ過ちを・・・)
なんてことがありつつも、未遂で終わったので誰にも語ることなく、澄ました顔で土曜日ハセツネ会場入り(笑。
今年はR×L(アールエル)のチームメンバーとして参加させて頂きました。自分はこのR×Lソックスの“品質モノづくり”、そして“人”で絶対的な信頼を寄せています。トレーニングはもちろん相当な負荷がかかる大会レースでの耐久性、そして何よりも大事なフィット感、悪天候化での肌あたり感、蒸れや不快さを感じない履き心地。そして現状に満足しないモノづくりへの姿勢。もう何年も履き続けていますが、レースを終える毎にいつも素晴らしさを実感しています。
そしてハセツネという大会。今、自分が山で楽しく遊べているのは、この大会を通じて多くの方と知り合い繋がったからこそで、今年も会場ではそんな知人・仲間と一同会うことができ、積み重ねてきた時間や一緒に共有してきた記憶が醸しだす空気感、雰囲気がたまらなく心地よかったです。これは他大会ではなかなか味わえないなぁと。
昨今、各地域での盛り上がりや大会数の増加、それにともなっての大会運営の在り方や山でのルールなどもたびたび話題に上がり、走者目線で言うとハセツネそのもののポジショニングも変わりつつあるなと感じていますが、参加してみて改めて思ったことは、多くのボランティアの方々や応援に駆けつける人達の多さと、その熱量が生み出すドラマ。今も昔も多くを魅了し愛されている大会であることに変わりはないなと肌で感じました。本当に贅沢なステージですね。
これで5回目の完走。
自分自身、2週間前に軽い筋断裂をやってしまい、また先月のUTMFから色々と思うところがあっての参加となり、「自己の限界の挑戦」という目標設定はできませんでしたが、代わりに「これからの自己指針」というフラッグを立てて臨みました。
そして結果、初めてハセツネを走った時と同じくらい、いやそれ以上に楽しむことができました。FINISHラインを踏んだ時の清清しさ、高揚感、もう大満足でした。アールエルスタッフ皆さん、大会関係者の皆さん、そして沿道で声援を送ってくださった方々に感謝です。
これにて今シーズンは終了です。苦しいこと楽しいこと色々ありましたが、締めくくりのハセツネで新しい自分を一歩踏み出せたことが、きっと来シーズンに繋がる明るい兆しかな?!
“Keep it simple, stupid”