12月12日、第3回国頭トレイルランニング大会が無事に終わりました!
選手や応援で会場にきたみなさん、スポンサーや地主さんに心から御礼申し上げます。
気温25℃。太陽も出て、森の中のエネルギーも満ち満ちていましたね。
鳥たちのさえずりがシャワーのように降り注ぐ瞬間があり、感激しました。
後夜祭の講評でもお話ししたように、今回の大会で最も印象に残ったのは
わらばー(沖縄の方言で子ども)の笑顔です。
こちらはウォークの部の先頭集団。
国頭村の公式ゆるキャラ「キョンキョン」とハイタッチしてゴールを目指していました。
ウォークのゴールを目の前にして思わず駆け出してしまう女の子。
バンサーイ!
はにかんだような笑顔で帰ってきた男の子。沖縄には森で遊ぶ文化がありませんが、
子どものときに森を歩いた感覚は、体に刻まれていくと信じています。
トレランの部では、会場で待っていた赤ちゃんをしっかり抱っこして
ゴールに向かって走り出す男性がいました。今大会で一番、はっとした瞬間です。
最後の直線に入る手前のコーナーで、ハイタッチをする男の子が!
私の大好きなNAHAマラソンの風景のようです。
最後の階段で膝がガクガクで帰ってきた選手も、
この子のおかげで笑顔でゴールできたと思います。
実行委員が「子ども預かり」の定員を増やしたことも、
昨年より家族連れが目立った要因のひとつだとは思います。
それ以上に、沖縄に暮らす人にとって、山を歩いたり、走ったりすることは
「遠いもの」だったはずなのに、面白そうだから国頭トレイルに行ってみようよ!という会話が県内のあちこちでされ、「面白そう」な存在になっていたことが大きいと思います。
ここに第2回大会と大きな違いを感じました。
これこそトレイルランニングとトレイルウォークが共存する大会づくりをすすめてきた成果です。
国頭トレイルランニング大会は、選手のみなさんが育てる大会になってきました!