3月10日に控える「Izu Trail Journey」に向けて、南高尾山稜を単独でトレイルランニングしてきた。
南高尾はすでに自分にとって“ホームコース”と呼べる存在であり、今回もその静かな山域をじっくりと堪能した。トレイルを走るのは1月6日以来、久々の感覚であった。
コースは、高尾山口駅を起点に南高尾山稜を経由し、城山までの往復ルート。総距離は約22km。
このルートの特徴は、冬場の高尾〜陣馬間にありがちなぬかるみが少ない点にある。南斜面が多いため、トレイルは比較的乾いており、泥だらけになるような箇所はほとんど見られなかった。
体調面では、前日に行った2時間のロードトレーニングの疲労が抜けきっておらず、序盤から脚が重く感じられた。さらに、なぜか心拍数が高く、登りも下りも呼吸が乱れがちで苦しいランとなった。おそらく、花粉の影響で鼻水が止まらず、呼吸がしづらかったことが原因であろう。
後半の4kmではエネルギー切れによるハンガーノック状態に陥り、ほぼ歩き通すことになった。コンディションや補給の重要性をあらためて痛感した一日である。