熱望していた「OSJ ONTAKE100mile」への挑戦が正式に決定
2017年夏、最も心待ちにしていたレース——OSJ ONTAKE100mile(旧:おんたけウルトラトレイル100K)への出場が正式に決定した。
2月3日正午、RUNNETを通じてエントリーを試みたが、アクセス集中の影響でなかなか画面が表示されず、焦りと緊張で心拍数は急上昇。入力する手は震え、ようやく申し込みが完了した瞬間、思わず歓声を上げてしまった。
どうやら20分あまりで定員に達し、エントリーは締切となったらしい。先着順という公平なルールではあるものの、この「クリック合戦」の激化には毎年辟易させられる。
OSJ ONTAKE100mileとは
「OSJ ONTAKE100」は、長野県木曽郡王滝村・御嶽山の麓に広がる国有林の林道を舞台としたトレイルランニングレースである。
2023年より名称を変更し、100kmと100マイルの2部門構成となった。
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100km部門:一般のランナーも参加可能
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100マイル部門:過去にこの大会の100km部門を14時間以内で完走した者のみエントリー可能
つまり100マイル部門は、努力と実績を積み重ねたランナーだけが辿り着ける「次の舞台」なのだ。
100マイルを夢見て——長い道のりを経ての挑戦権獲得
私が初めて100マイルレースを完走し、「100マイラー」となったのは、2015年10月のKOUMI100である。このレースも、ONTAKEと同様にOSJが主催する本格的な100マイルトレイルレースだった。
その時から、漠然とした夢が生まれた。
「日本国内に存在する100マイルレースをすべて完走したい」
「生涯をかけて“100マイル・グランドスラム”を達成したい」
この志は少しずつ明確になり、やがて具体的な目標となった。
そして昨年、OSJおんたけウルトラトレイル100Kでサブ14を達成し、ついに100マイル部門への出場資格を手に入れた。
2年越しの目標であっただけに、エントリーが完了しただけでも涙が出そうになるほど嬉しかった。
この夏、新たな夢の扉が開く
「OSJ ONTAKE100mile」挑戦は、まさに次なる夢へのステージである。
エントリー完了の興奮冷めやらぬ中、すでに心は夏の王滝村へ向かっている。
長く険しい100マイルの旅路を、しっかりと準備して歩み出そう。
この夏、また一つの夢を叶えるために。