高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY11:2024年10月11日
四万十町発〜国道381号線〜道の駅 四万十大正〜道の駅 四万十とおわ〜道の駅 よって西土佐〜国道441号線〜佐田沈下橋〜四万十市泊。
DAY11移動距離108km(計710km)
DAY11累積標高差513m(計5,443m)
四万十川の沈下橋を巡る
「日本最後の清流」とも称される四万十川を代表する風景の一つが沈下橋。これは、増水時には水面下に沈むよう設計された橋で、欄干がないのが特徴だ。
四万十川には数多くの沈下橋があり、普段は地元の生活道路として使われている。実際に自転車で渡ってみたが、欄干がない分、風にあおられると少し怖さを感じた。
鉄橋と並んで架けられた「第一三島沈下橋」。鉄道との対比が印象的だった。
四万十川最下流に位置する「佐田沈下橋」は、長さ291.6mと最大規模。駐車場も整備され、観光客の姿も多く見られた。青い橋脚が澄んだ青い川面と調和し、眺めが素晴らしかった。
四万十川の恵みは川料理
今日の楽しみは、四万十川の恵みを活かした川料理。昼食には「天然鮎の塩焼き」と「ゴリ丼」を選んだ。
「道の駅 よって西土佐」で実演販売していた鮎の塩焼きに目を引かれ、店員さんに特大サイズを選んでもらった。天然鮎は香りも味も濃く、格別だった。
Google Mapで見つけた「いわき食堂」は、地元の常連客や工事関係者で賑わっていた。定番の麺類や丼物、定食のほかに、ゴリ・川エビ・鰻・鮎といった川魚料理も揃っており、地元色が濃いメニューが魅力。
ゴリ丼に使われている「ゴリ」とは、淡水性のハゼ類の総称で、四万十川では主にヌマチチブなどの幼魚を指す。初めて食べたが、卵でとじてあるおかげでクセもなく、食べやすかった。
四万十川の豊かな恵みをたっぷり堪能。ごちそうさまでした。
今日の自転車保管はガレージ
宿泊時の自転車保管には毎回気を配っている。「スタンドがないので、壁に寄せて駐輪したいのですが」とフロントで相談するのがルーティンだ。スタッフも慣れているのか、いつも適した場所を案内してくれる。
もし人通りが多く不安な場所であれば、輪行袋に入れて部屋で保管することも覚悟していたが、今回はそんな心配は不要だった。
今夜の宿では、鍵付きの個別ガレージを無料で利用できた。オートバイ用とのことだが、平日で空いていたようだ。これまでで一番安心できる保管場所。素晴らしいサービスに感謝。