高松駅を起点・終点とする約1,400km、22日間の四国一周自転車旅日記。四国の自然、歴史、文化、食に触れた日々を綴る。
期間:2024年10月1日〜10月22日(22日間)
DAY14:2024年10月14日
宇和島市内発〜宇和米博物館(旧宇和町小学校)〜三崎港〜佐田岬灯台〜御籠島展望所〜伊方町泊。
DAY14移動距離104km(計1,010km)
DAY14累積標高差1,436m(計8,798m)
日本一長い木造校舎の廊下
「旧宇和町小学校」には、日本一長い木造校舎の廊下が残されている。12の教室を結ぶその廊下の長さは、なんと109メートル。
この廊下では、毎年「雑巾がけレースZ-1グランプリ」が開催され、参加者が100mの雑巾がけの速さを競う。過去最速記録は15秒23というから驚きだ。
体験コーナーもあり、受付のお姉さんに勧められて一瞬その気になったが、後半に高低差のあるコースが控えていることを思い出し、今日は見送ることにした。
港町が生んだ八幡浜ちゃんぽん
八幡浜市のご当地グルメといえば「八幡浜ちゃんぽん」。本場・中国の食文化が港町に伝わり、地元の食材や味覚と融合して生まれた料理だと言われている。
昼は人気店「ちゃんぽん亭 イーグル」へ。あっさりとした鶏がらスープに太めの麺、そして豚肉とたっぷりの野菜が合わさって、どこか懐かしい優しい味わい。
チャーシューを漬け込んだ秘伝のタレで仕上げた黒い焼き飯も、香ばしくて好みの味だった。ちゃんぽんと焼き飯、この組み合わせは鉄板だ。
四国最西端の地、佐田岬
日本一細長い半島、その先端に立つ佐田岬灯台。ここ佐田岬は、四国の最西端にあたる。
対岸、14km先には大分県の陸地がうっすらと見える。最果ての地に立ったという達成感に包まれた。
アップダウンの続く道を走り抜けてたどり着いた灯台からの眺めは、まさにそのご褒美だった。
2週間で累計1,000km越え
旅も14日目を迎え、累計走行距離はついに1,000kmを突破。
佐田岬半島の激しいアップダウンに心が折れそうになりながらも、四国最西端の灯台まで走り切った。その充実感は何ものにも代えがたい。
ちなみに、本日の累積標高差は1,436m。この旅で最も登った1日となった。