2025年4月9日から22日までの13日間、九州を一周する自転車旅に出た。今回の旅はその第一弾として、新門司港(福岡)から志布志港(鹿児島)まで、約900kmを走り抜けた記録をお届けする。
DAY8:2025年4月16日(水)
臼杵市内発→ 臼杵城跡 → 二王座歴史の道 → 龍原寺 → 臼杵石仏(臼杵磨崖仏) → 豊後二見ヶ浦 → 歴史と文学の道 → 佐伯市歴史資料館 → 佐伯城跡 → 佐伯市内(泊)。
移動距離:70.0km (計:534.9km)
累積標高差:505m (計:4,870m)
この日、最も心に残ったのは、豊後水道の美しい海。青く澄んだ海を眺めながら、自転車での旅の醍醐味をしみじみと感じた。
風情ある臼杵の城下町を朝サイクリング
朝は、情緒あふれる臼杵の城下町をゆっくり巡った。「臼杵城跡」や「二王座歴史の道」、そして「龍原寺」と、落ち着いた街並みに心が和む。
迫力の国宝・臼杵石仏と、ヒヤリとした出来事
この日の目玉は、なんといっても国宝「臼杵石仏」(臼杵磨崖仏)。思わず立ち止まって見入るほどの存在感。数の多さと、彫刻ひとつひとつの力強い表情に圧倒された。
…が、その後、思わぬ出来事が。 車と接触しそうになるアクシデント発生。 間一髪のところで回避。臼杵石仏で手を合わせた御利益かもしれない。気を引き締め直し、以降の道を慎重に走ることにした。
豊後の味覚と絶景に癒されて
昼食は、漁師町・津久見の名物ひゅうが丼。マグロの赤身を、ゴマだれ(醤油・砂糖など)で和えた丼物で、甘じょっぱさが絶妙だった。
その後訪れた「豊後二見ヶ浦」の夫婦岩では、日本一の長さを誇るしめ縄(全長65m)に驚かされた。雄大な海と力強い信仰の象徴が重なり、印象深い景色だった。
佐伯の歴史と食を味わう
「歴史と文学の道」を経て、「佐伯市歴史資料館」と「佐伯城跡」へ。城山から望む佐伯の街は、思っていたよりもずっと大きく活気がある。
夕食は、食べ過ぎを反省しつつも、誘惑に負けて佐伯ラーメンを注文。醤油豚骨ベースのスープに、やや柔らかめの中太麺。ニンニクと胡椒がしっかり効いていて、食後には「また食べたいな」と思える味だった。