初めてのトレイルランニング

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ぼくの初めてのトレイルランニングは、忘れもしない2010年4月4日。いまはなきハセツネ17kというレースだった。

初めてのレースではなくて、初めてのトレイルランニング。ハセツネも今みたいに競技志向ではなく、のんびりとした雰囲気だった。そして当時はトレイルランニングに関する情報も少なく、(今考えれば)知識不足での挑戦だった。

以下、その日のブログから参戦レポートを抜粋。

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「今日、ハセツネ17kに参加するまで、トレランをなめてました。どうもすいませんでした!」

と、瀧本ばりに言いたい。

運動歴、ほぼなし(柔術を少々)。
ランニング歴、2ヶ月半。
トレラン歴、なし。

それでも「17km3時間半なら、なんとかなるでしょ」と思っていた。だいたい週に3回は走っているし、コンドロイチンとグルコサミンやスクワット、ランジで膝痛もほぼ克服。

しかし!

そんなことでどうにかなるもんじゃない。ランニングとトレランはまったく別モノだったのだ。。。

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レースは9時スタート。

32k組の速い方々から順に並び(自己申告制)、ぼくは「17k3時間」の場所に並んだ。エントリーは32kと17k合わせて2000人近く。当日走らなかった方もいるとは思うが、それでも1000人以上のランナーが走るのだ。

スタートしてからは舗装道路が続くので、わりと楽。その後、林道に入り昇りはじめるが、ここでもまあまあ行けた。普段のコースに坂道が入っているのが効いたのかも。

しかし!林道が終わって登山道へ入る場所で大渋滞!30分以上待たされる。せっかく暖まった体も冷えてしまった。

渋滞が解消したら、貯まったストレスを発散するはずだったが。。。

そこから始まる刈寄山は、まさに山登り!これはランニングでは決してない!!

というわけで、ここからトレイルウォーキング。急な昇りはちょっと走る状況ではない。ここ(まだ1/3以下)ですでに心が折れかけ、足は終わる。そこから後はもう記憶曖昧。

17kの第一関門の制限時間は2時間だが、刈寄山入口での30分以上の渋滞が考慮され、制限時間も30分延長となる。17kは今年初めての開催なので、想定していないこともあるのだろう。

しかし、フレキシブルに対応していただくことが、最後に効いてくることを、その時点は知るゆえもなく。。。

途中ロードに戻るも、折り返し地点過ぎから再び山登り。この時点で距離的には半分くらい。このあたりから、32k組のトップグループが後ろから続々とぼくらを抜いていく。つまり、ぼくらより15km以上をすでに走っているのだ。中には「頑張りましょう」と17k組に声をかけていくランナーもいて、ちょっと感動。

あとはもう歩いたり走ったり止まったりの繰り返し。フォームがどうとか、膝がどうとか、そういうレベルじゃない。心臓は波打ち、足は言うことを効かない。なによりも心がネガティブなことばかりを考え始める。「辛い」「もうトレランやらない」「来年はない」などなど。

3時間経過した時点で残り5.5km。ゴールまでの制限時間が3時間30分なので、残り30分で5.5kmを走らねばならないが、「無理だろ」とまたしても気持ち折れる。

記録が残らないのは残念だけど、せっかく生まれて初めて参加したスポーツ大会だし、最後まで走り切ろう!と、無理矢理ポジティブに思っていたところに、スタッフの天の声が響く!

「17kは制限時間が30分延長になりました~」

え、マジですか!ということは、ぼくにも時間内に走り切る可能性が出て来た!

そこからは言うことを効かないからだにむち打って、走る!!!歩く!!休憩する!

そして、3時間51分17秒、感動もなく、やっとこの苦痛から解放されるという気持ちのゴール。。。

ハセツネ17k 時間制限内完走411人中(完走率92%)、393位。まさに崖っぷちの結果。「渋滞がなければ3時間30分でゴール出来たか?」と聞かれれば、YESとは答えられない。それだけキツかった。

しかし、結果的に制限時間が延長になり、記録に残ったことはラッキーだ。気持ち的には惨敗だけど、このラッキーを今日は持って帰ろう。

(2010.04.04のブログから抜粋)

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運動歴はほとんどないまま、初めて挑んだトレイルランニング。レース中は心の底から「もうないな」と思ったけど、終わってみれば強烈な体験が忘れられず、まだ続けているどころかブランドまで始めてしまった。世の中、何が起こるかわからない。

毎回書いているけど、ぼくは運動オンチで、練習もマイペースにやる程度。それでもトレイルランニングの楽しさを感じることはできる。

もし「トレイルランニングは楽しそうだけど、運動苦手だから」と始めていない方がいたら、まず初心者向けのトレイルランニングイベントに出られたらいかがでしょうか。今はブランドや専門ショップで様々なイベントが企画開催されているし、ギアや走り方なども丁寧に教えてくれると思う。

ぼくみたいにいきなりレースというのも悪くない。イベント同様に今は初心者でも参加しやすいレースもあるし、レースならではの高揚感や緊張感は実力以上の力を発揮させてくれるかもしれない。ただし、事前の練習を怠らないことと、距離は短めに。

一歩踏み出せば、新しい世界が見えてくる。それがあなたの人生を大きく変えるかも。トレイルランニングはそれだけ奥深い魅力があると個人的には思っている。


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