今年のUTMF/STYが終了した。
まずは自分の結果報告。ぼくは天子を超えた後のA3西富士中学校でタイムアウトだった。約1/3の距離しか進めず、結果としては実力不足、経験不足が露呈し、なによりも気持ち的にも“100マイル”という距離に呑まれていた。今思えば、走る前から気持ちで負けていた気がする。
その後は一休みしてサポート隊に合流、トレラン仲間のサポートに回った。自分がギブアップしてしまったからこそ、同じコースを乗り越えて走り続けるトレラン仲間、そしてすべてのトレイルランナーが輝いて見える。
エイドで待つ間、周りを見ていると、チームでサポートする姿、マンツーマンで熱心にサポートする方、そして一人でエイドに到着し、またひとりで出て行くトレイルランナーなど様々なシチュエーションの方がいて、このUTMF/STYに参加するすべての方々ひとりひとりにドラマがあり、それがすごく濃密なものであることが感じられた。
最後のエイドステーション富士中学校で心折れ部の石井さんを見送り、河口湖に戻った。ゴール手前の歩道でゴールに向かうトレイルランナーの方に拍手を送る。これ、CCCの時と同じだ。気持ち的にもあの時と似たような感じで、トレラン仲間だけではなく、すべてのゴールする方々の姿をうれしく思いながらも、同じくらい悔しさがある。この悔しさは自分の努力で払拭するしかないのだ。
完走されたトレイルランナーのみなさま、本当におめでとうございます。心からリスペクトです!
そして完走できなかったみなさま、七転び八起きの気持ちでまたチャレンジしましょう!
昨年同様、サポーターやボランティアのみなさまの笑顔や励ましが(ぼくは結果につながらなかったけど)とても印象的で心に残った。また、今回は海外からの参加ランナーも多く、年齢、国籍、性別に関係なく、トレイルランニングというカテゴリーがつなぐ絆を実感した素晴らしい大会だった。
リタイア直後は「来年は無理」と思ったけど、やっぱりこの素晴らしい大会に参加したいと今では思っている。今年で二回目の開催。昨年よりあきらかにクオリティは高くなっていて、世界に誇れる国際的な大会が日本で開催されることをうれしく思いつつ、実現のために尽力された関係者のみなさまにも感謝します。来年も是非開催お願いします!
そしてぼくらトレイルランナーにとっては一大トレラン祭り!今回も多くのトレラン仲間と会えて楽しかったし、「ブログ読んでます。頑張ってください!」と声をかけていただいたのは励みになります!
トレラン最高!
2013年4月26日 UTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)
距離161k/累積標高9000m/制限時間46時間
DNF(A3西富士中学校にてタイムアウト)
※写真はFBのトレラン仲間からお借りしました。