先週、new balance(以下、NB)のプレス向けエキシビションにお伺いした。
ぼくといえば自他ともに知られるNB好き。靴箱の中の1/3はNBで占められ、ランニング時も愛用するのはminimus。
「ひつじさんが買ったのでついつい買った」
「ひつじさんの影響を受けてNB好きになった」
という声が続々と。一般人ながらNBの販促に地道に役立っているに違いない(当社予想)。
とはいえ、プレス関係者でもないぼくがエキシビションにお誘いいただいたのは、上記のようにNB好きを公言していたから。プロレスも格闘技もトレランもそうだが、自分の好きなものは「好き」と大騒ぎしていると、いいことがあるかもしれないし、ないかもしれない。
今回、原宿のギャラリーで開催されたエキシビションは「クラフトマンシップ」をテーマにライフスタイルカテゴリーの900番台&1000番台を中心に展示。「作る」を表現する非常に凝ったディスプレイで、会場に足を踏み入れた途端に興奮度MAX!
ご存知にようにいまNBは大人気。街を歩けばNマークがいっぱい。その中でぼくが好きなのはアメリカ製で、もちろんモノを見るだけではアメリカ製かアジア製かわからないのだが、会場ではアメリカの工場の映像が流れ、クラフトマンシップをビジュアルで感じることが出来る。映像の中のおじさんがソールを縫い付けているNBは、君の足下にあるのかもしれない。
ぼくら洋服屋あがりはアメリカ製(やイギリス製)が好きという者が多いが、モノだけではなく、その背景に感じられる物語までも楽しむ。そうすることでモノへの愛着が深くなり、消耗品にカテゴライズされるスニーカーですら、修理してまで履き続けようと思わせる(NBにはアメリカ製ライフスタイルカテゴリー向けの修理サービスがある)。
2階ではこの秋のイチオシアイテム、軽量レース用ソールをタウンユース向けにデチューンしたREVliteソールを搭載したMRL996を展示。ライフスタイルカテゴリーの中でも25年の歴史を持ち、ベーシックなデザインで履きこなしやすい996のアッパーと最新テクノロジーソールのハイブリッド。進化する定番、ですね。
そのMRL996はセレクトショップとのコラボレーションなど、多色展開。ディスプレイもファッションアイテムと絡めるなど、モノを見せるだけではなく世界観を提案しているところが、NBの持つ懐の深さだと感じた。個人的にはDarkBrown+Goldを購入予定アイテムにリストアップ。
トレイルランナーならやはり気になるminimus。詳しくはわからないが、このMT10は欲しい!
ということで、オタク魂全開で大満足だったエキシビション。正直なところ、ここ最近のNBブームでぼくみたいなひねくれ者はNBを履くのを躊躇してしまっていたが、そんな気持ちは小さいものだとあらためて気づかされた。
時代を超えて愛されるブランドには理由がある。ぶれない思想、モノ、機能、そして物語。結局自分の好きなブランドはMMAが目指すべきブランドなんだなと思いつつ、岐路につく。とてもとても勉強になったエキシビションでした。
お誘いいただきありがとうございました!また是非お誘いください!いつ何時でも駆けつけます!!