8月25日から9月1日まで、MMA×蚊取線香塾UTMBツアーでシャモニに行っていた。まずは、ツアーに参加していただきましたみなさま、本当にありがとうございました!
旅行会社でもないMMAが何故ツアーを企画したのかは、こちら↓をご覧ください。
MMAがなぜツアー?(MMA×蚊取り線香塾 2015 UTMB Tour)
3年ぶりのシャモニは、やっぱりよかった。
UTMBのドキュメントを観てトレイルランニングを始めたぼくにとって、シャモニはトレイルランニング原体験の場所。また、2012年にシャモニに来て、現地のトレイルランニングカルチャーに触れたことは、MMAに大きく影響している。
今回は自分自身はレースに出ない旅路。CCCにエントリーして落選したのだけれど、もし当選していたとしても、今の実力だと完走も難しいかな。。。
逆にいえば、レースに出ないのにシャモニに行ったことは貴重な経験で、レースを外から見たからこその過酷さ、サポートするご家族や仲間の大変さや想い、シャモニという街の素晴らしさをあらためて感じることが出来た。
いつかどこかで書く機会があれば、書くかも。
現地でも蚊取り線香さんのアテンドでオプションイベントをいろいろと開催。ツェルマットはすごかった!
心折れ部のサラミさんとエマちゃんがTDSを完走。ゴール前で待っていてラン友の姿が見えると本当にうれしくなる。今回思ったのは、自分のゴールよりもラン友のゴールのほうがうれしいかも。自分だとうれしいというよりも、もう走らなくていいんだという安心感が先に立ち。。。
ATCストアの芦川さんはTDSにリベンジ成功!喜びを全身で味わうように花道を進む様は、まさしくエンターテイナー!
同じくリベンジ組のやいちゃんも本調子でないにも関わらず完走。レース後、TDSは山好きは出た方がいいと何度もオススメされた。
2012年、シャモニで初めて会ったしんさんが、3度目の挑戦でTDSを完走した。ゴール前、ボロボロになっても前を向いて必死に進むしんさんに心底感動した。まみこさんも献身的なサポート(FBのレポート付き)、おつかれさまでした!
ツアーに参加していただいた笹岡さんはTJARに参加経験アリ。初の海外レースにも関わらず、安定したペースでUTMBをフィニッシュ!さすが!完走おめでとうございます!
ぼくとは天と地ほどレベルが違うけど、ツアー中にいろいろとお聞きした話はとても面白く勉強になった。
HOCの武田さんはUTMBに参加。MMA×WANDERLUST EQUIPMENTのウエストバッグをレース中つけていてくれた!胃腸の調子悪さに苦しみながらもレースを完走。昨年のTDS完走に続き二冠王!
クールマイユールで会ったRBRG慶さんと池田さん。二人とも超実力者なのにかなりツラそうだった。それだけ過酷なUTMB。今回は多くのランナーが想定外の暑さに苦しめられていた。
すぐるちゃんとじゅんじゅんさんは会うといつも元気!ロングレースにはメンタリティが重要と感じた。
UTMBを走るトレイルランナーを応援するために、Chamonixのゴール地点から最終エイドのLa Flegereまで逆走した。というか、途中で戻るタイミングを逸してしまい、そのまま勢いでLa Flegereへw
途中で礼子さんにお会いする。初めてお会いしたのは2012年のシャモニだった。
La Flegereまで登りきったタイミングでちょうどRBRG慶さんやすぐるちゃん、じゅんじゅんさんが到着していた(というかLive Trailでチェックして、着きそうな時間を目指して進んだ)。
思いのほか登りが疲れたのでw、本当はロープウェイで下ろうと思っていたのだけれど、やっぱり来た道をシャモニまで戻ることにした。
2015_UTMB RBRG Mr.Kuwabara Finish part.1
2015_UTMB RBRG Mr.Kuwabara Finish part.2
(※)システムの関係か、うまく映像が埋め込めず。。。
2012年にCCCに挑戦して、実力不足でフィニッシュ出来なかった時、いつか再挑戦して地力でゴールするまで、Chamonixの花道に足を踏み入れないと決めていた。でも、ゴールを目指すみなさまの前ではぼくの小さな決めごとなんて何の意味もなく、なにか記録に残せればいいなと思い、街に入ってからiPhoneで映像を撮りながら走った。
途中から残念ながら想いを果たすことが出来なかった池田さんやコバさんが合流。最後は心配しながらも一生懸命に慶さんをサポートしていた千春さんも加わり、今年のUTMBのドラマが詰まったようなフィニッシュになった。
ただ、手ブレがひどく酔いそうw(スミマセン)
主役は大いなる挑戦をクリアしたトレイルランナー。でも、フィニッシュするトレイルランナーには多くの人たちの気持ちがこもっている。もちろん日本で徹夜でLive Trailを追っかけているラン友も含めて。
100マイルはどうだったのか慶さんに訊ねると、「ベタな表現だけど、やっぱり気持ちです」と言っていた。走りきる気持ち、あきらめる気持ち(勇気ある撤退)、サポートする気持ち、応援する気持ち。たくさんの気持ちがこもっているから、参加するトレイルランナーの数だけドラマがある。だからトレイルランニングに惹かれ続ける。
UTMB、CCC、TDSを完走したみなさま、本当におめでとうございます!惜しくも玉砕したみなさま、また挑戦してリベンジしましょう!
冒頭の写真はChalet la Froliaで撮ったUTMBを走る女性ランナーで、ここまで160k以上を進んでいる。UTMBでは、(中にはメタボ気味な)普通のおじさんや年配の女性がかなりいいペースで進んでフィニッシュしていた。速く走るようには見えないのだが。。。
日本だとトレイルランナーもいわゆるランナー体型の方が多いように感じるのだが、こちらは体型やタイプがかなり幅広い。国内のトレイルランニングとはなにかが異なるように感じた。走力はもちろんのこと、山力と経験値が必要で、さらにプラスアルファ。そのプラスアルファは自分が参加してみないとわからない。
Chamonix、いつの日かまた来る。次はレースに参加するトレイルランナーとして、そのプラスアルファの謎を解きに(ただし、現在0ポイント)。